主婦が美容師になるには何をしたら良いの?
美容学校に通って美容師免許の取得をすれば美容師として働けます!
この記事では、主婦の方へ美容師になるにはどうしたら良いかについて詳しく解説します。
結論としては、美容師になるにはまず美容学校に通う必要があります!
- 主婦が美容師になるには美容学校に通って美容師免許を取得しなければならない
- 学校は全日制、夜間定時制、通信制があり主婦におすすめなのは通信制
- 通信制はアドバイスが充分に貰えなかったり時間のやりくりが必須
- 就活してアシスタントとして雇ってもらえるかは本人と美容室の相性にもよる
主婦が美容師免許を取得するには、理美容専門学校に通う必要があり、通学方法は全日制(2年、学費200〜300万円)、夜間定時制(学費150〜200万円、通学期間が長くなる場合あり)、通信制(3年、学費50〜70万円)から選べます。
通信制は時間の自由が利きますが、自己管理が必要。
全日制はカリキュラムが充実しており、夜間は働きながら学べます。
学校では理論と実技を学び、国家試験に合格するのが求められます。
主婦は時間のやりくりやアドバイスの不足を考慮し、自分に合ったプランを選ぶのが重要です。
それでは、主婦が美容師になるにはどうすれば良いのか詳しく説明します!
主婦が美容師になるにはまず美容学校に通う必要がある
美容師になるにはまず何をすればいいの?
美容師免許を取得するには、理美容の専門学校に通わなければいけません!
専門学校の通い方は以下の3つです。
- 全日制
- 夜間定時制
- 通信制
それぞれを詳しく説明します。
全日制
多くの美容専門学校は全日制だと2年制。
基本的には平日週5日間の午前中から夕方にかけて通学して学びます。
学費の相場は約200~300万円。
カリキュラムは充実していて、施設や設備、研修も充実度が高いです。
2年間集中して学びたい人におすすめの学び方です。
夜間定時制
平日の夕方~夜にかけて通学して学ぶのが夜間定時制。
多くの学校は18時から授業を始めて2~3時間程授業をします。
学費の相場は約150~200万円で全日制よりかは安いです。
しかし授業時間が短いため全日制よりも1年長く通わなければいけない学校もあります。
今の仕事を辞めずに働きたい方は通信制とどっちが合っているか考えて決めましょう。
通信制
自宅でテキストや動画を中心としてスクーリングもしながら学ぶのが通信制。
学費の相場は約50~70万円で基本的には3年制が多いです。
定期的なレポート提出での理解度のチェックが主流で、自主的に学習しないと卒業が難しくなる場合があります。
自己管理ができて自分のペースで学びたい方や、特に主婦は時間の融通が利かない場合が多いため、おすすめです。
主婦が美容学校で学べる内容|美容師になるのに必要な学科と実技を学べる
美容学校ではどんな内容を学べるの?
学科(関係法規や衛生管理など)と実技(カッティングやシャンプー)を学べます!
美容学校で学ぶ内容は以下の2つです。
- 学科授業
- 実技授業
それぞれを詳しく説明します。
学科授業
学科では国家試験の内容を中心に以下の9つを学びます。
- 関係法規(理美容における法令や制度、国家資格者としての社会的責任など)
- 衛生管理(感染症などの病気、公衆衛生、消毒方法など)
- 香粧品化学(美容師が取り扱う薬剤などの使用方法など)
- 保健(生物化学視点から見る毛髪や人体などの構造や機能など)
- 美容技術理論(ハサミなど美容師が扱う美容用具・器具の使い方や知識など)
- 運営管理(美容室を運営する上で必要な知識など)
- 文化論(ヘアスタイルや美容業界の歴史など)
上記の科目が国家試験では出題されるため、9つの科目をメインに学ぶ学校が多いです。
実技授業
国家試験の実技を中心に美容師として活躍するために必要となる以下のスキルを学びます。
- カッティング(ハサミで髪の毛をカットし、美しく整える技術)
- ワインディング(パーマをかける際にロッドを巻く技術)
- セッティング(ローラーカーブやウェーブローションなどを使用し、バランスの取れたヘアスタイルを作る技術)
上記以外にもシャンプーやヘアカラー、メイクなどの美容技術に関する内容を学校では学べます。
通信制の美容師学校に通う際に主婦が考えなければいけない3つのこと
学校に通うのに考えとくといいことってあるの?
時間のやりくりができるか無理なく通えるかなどを具体的に考えておきましょう。
主婦が学校に通う際に考えることは以下の3つです。
- 実技でアドバイスがもらえない
- 時間のやりくりができるか
- スクーリングには通えるか
それぞれを詳しく説明します。
実技でアドバイスがもらえない
通信制は基本的にテキストや動画が学ぶ方法のため、聞きたいときにアドバイスをもらえない場合が多いです。
スクーリングで実技を学びますが、時間が限られていて満足にアドバイスがもらえない可能性があります。
アドバイスが満足に貰えない状況の中、試験に合格するにはどうしたら良いのか考えなければいけません。
時間のやりくりができるか
通信制の場合、自主学習がメイン。
空いてる時間を積極的に使い、学科や実技の練習をしなくてはいけません。
仕事や家事など時間のやりくりが上手くできるか、2~3年続けられるのか考える必要があります。
スクーリングには通えるか
通信制はスクーリングの履修も必須です。
頻繁に通わなくていいからと通信を選んで、スクーリングができないと学校を卒業できません。
特に子供がいる主婦の方は、協力してくれる方がいないと難しい場面が多く出てきます。
主婦が今から就活してアシスタントとして雇ってもらえるのか
主婦って雇ってもらえるの?
雇ってもらえる可能性はあります!
今から就活して実際は雇ってもらえるのか疑問に思う方もいると思います。
美容室によるところが大きいため確定とは言えませんが、本人次第というのが大きいです。
やる気や人柄が美容室とマッチするのか、美容室側と本人の働き方の希望がマッチするかなど様々な問題があります。
美容室はタイプが様々なため、重点を置いているところも違い、それが本人の希望とマッチすれば上手くいく可能性は少なくありません。
80%の美容室が人手不足と言われていますが、人手に困っていない美容室には入社を断られる可能性が高いです。
美容師は体力仕事であったり、平均年齢が他業種より若い離職率の高い職業です。
自分の体力との兼ね合いやキャリアプランを考えて就職先を選ぶ必要もあります。
主婦が美容師になるのに必要な資格は美容師免許
美容師になるのに必要な資格ってあるの?
美容師免許の取得が必須です!
美容師免許に年齢制限は無く何歳でも受験できます。
美容師免許について詳しく説明します。
- 取得のための条件
- 試験内容
- 取得にかかる期間
- 難易度
それぞれを詳しく説明します。
取得のための条件
取得の条件は厚生労働大臣もしくは都道府県知事指定の美容師養成施設を卒業していること、美容師国家試験に合格していることの2点です。
学校は認可を受けている学校で必要課程を修了しなくてはいけません。
美容専門学校は高等学校卒業以上を入学資格に定めている場合が多いです。
しかし高校を卒業していなくても「高等学校卒業程度認定試験」に合格すれば、高校卒業と同程度の学力があると認められます。
高等専修学校であれば、一般の高校で学ぶ科目と美容学校で学ぶ科目を同時に勉強でき、中卒者でも入学できます。
試験内容
試験内容は筆記と実技の2つです。
筆記試験は衛生管理や美容保健、美容理論に関する問題が出題。
実技では第一課題カッティング、第二課題セッティング(オールウェーブまたはワインディング)、衛生上の取扱の試験を行います。
合格基準は筆記試験が55問中6割以上の正答率、いずれの科目においても無得点がないこと。
正答率が6割を超えていても、無得点の科目があるだけで不合格となります。
実技の合格基準は、カッティング、セッティングともに減点が30点以下、衛生上の取扱試験における減点が20点以下です。
筆記と実技試験はそれぞれ別日に行われ、両方の試験に合格しないと免許を取得できません。
筆記か実技いずれかに合格した場合、次の受験で前回合格した試験が免除されますが、申請が必要です。
取得にかかる期間
美容師免許の取得にかかる期間は、美容学校に入学してから最短で2年1か月。
美容学校に通うと最低でも卒業まで2年はかかります。
美容師免許の試験合格後は免許の手続きが必要で、申請から取得までには約1か月かかります。
国家試験は2月と8月の年2回実施されます。
美容学校に通っている学生の多くは、2月に実技試験、3月に筆記試験を受け3月末に合格発表。
合格の場合は申請手続きをして約1か月後には美容師免許が交付されます。
難易度
美容師免許国家試験の合格率は約50~90%といわれています。
合格率はばらつきがあり季節によっても変動します。
特に2月の試験は合格率が高く80~90%、8月の試験は50~60%と低い傾向。
冬は卒業を控えて試験対策に力を入れる学生が多く受験するため、合格率が上がると言われています。
美容師免許は国家試験の中でも取得しやすい資格です。
合格率が30%を下回る国家試験も多い中、90%程度の合格者が出る時期もあるため、充分な試験対策をしたうえで試験に臨めば合格できます。
主婦が美容師になるには通信制がおすすめ
おすすめの学び方ってあるの?
通信制が主婦におすすめの学び方です!
自己管理が必要でアドバイスが受けずらいというデメリットがあるものの、時間の融通は全日制や夜間定時制よりも利かせやすいです。
全日制より比較的安い学費で通えるのも魅力です。
美容室で働いていない非従事者コースの場合、スクーリングでの600時間の履修が必要になるため、そこも加味して考えましょう。
学校によっても時間やカリキュラムは大きく変わります。
自宅から通える範囲の学校の説明会やパンフレットを貰って詳しく見て無理なく勉強できる環境か判断すると、入学してからも安心して勉強ができます。
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まとめ
主婦が美容師になるには、学校には通えるのか、就職できるのか考えて検討しなければいけません。
学校は全日制、夜間定時制、通信制の学び方があり、自分が無理なく通える学び方を選択できます。
学校での勉強をしっかりしていれば、国家資格も充分に取れる可能性があります。
時間の融通が比較的利く通信制がおすすめの学び方ではありますが、実技のアドバイスが満足に貰えなかったり、時間のやりくりができるかが重要になってきます。
美容師免許が取得できても簡単に美容室に入社できるとは限りません。
パートやアルバイトなど美容室によって様々な働き方がありますが、求人の数は多くはなくアシスタントでの採用となるとなおさら数が減ります。
上記を加味して学校には無理なく通えるのか、美容師免許を取得した後の働き方を考えた上で美容師免許を取得しましょう。
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