美容師免許の名前を変更する手順と注意点を解説

この記事では、名前変更が必要な方へ美容師免許の申請方法について詳しく解説します。

結論としては美容師名簿の訂正が必須です！

美容師免許の名前変更手順は、申請書の印刷、必要書類（戸籍抄本、収入印紙1,000円など）の準備、申請書の記入後、簡易書留で送付します。

再交付希望の場合は、免許証原本と手数料3,750円が必要です。

注意点としては変更には約2～4週間かかり、古い免許証は返納しなければいけない等が挙げられます。

旧姓併記の免許証も取得可能で、旧姓での使用も問題ありません。

紛失や海外使用時には別途手続きが必要です。

それでは、美容師免許の名前変更について詳しく説明します。

美容師免許の名前変更の5つの手順

美容師免許の名前変更の手順は以下の5つです。

それぞれの手順を詳しく説明します。

申請書の印刷

まず名前変更には申請書が必要です。

申請書はこちら↓

美容師 「名簿訂正 ・ 免許証書換え交付」申請に関するお手続きの案内 

上記の申請書を全て印刷してください。

必要書類の準備

申請書の他にも必要書類があります。

上記が美容師名簿の名前変更に必要な書類です。

美容師名簿の名前変更だけでなく、新しい名前での免許証の交付がしたい場合は、下記の書類も必要になります。

美容師免許証の原本を封筒に折りたたんで入れる場合、オモテが外側になるよう折りましょう。

3,750円の払込み先は、ゆうちょ銀行で行ってください。

払込み先　　口座記号・口座番号　｜　00160-3　30976

　　　　　　加入者名　｜　公益財団法人理容師美容師試験研修センター

上記に払込んだ受領証またはご利用明細票は、申請書のウラ側に原本を貼り付けます。

受領証などの再発行は、ゆうちょ銀行ではできないため、失くさないよう注意してください。

申請書の記入

必要書類の準備ができたら、申請書を記入します。

記入例は初めに印刷した紙に記載されています。

申請書の1番上の欄に収入印紙1,000円分を貼る欄があるため、忘れずに貼りましょう。

誤って記入してしまった場合は、訂正印がいらず二重線を引くだけなため、安心して丁寧に記入してください。

郵便局の窓口へ届出

必要書類と申請書を入れたら、理容師美容師試験研修センターへ送付します。

送付先は初めに印刷した紙に記載されていて、切り取って貼るだけでいいため簡単です。

送付する際の注意点は、必ず簡易書留で送付してください。

免許証の受け取り

申請書の送付ができたら、あとは免許証を受け取るだけです。

発送日の指定やお問い合わせはセンターでは受け付けていません。

免許証が届いた際に留守だった場合は、不在票がポストに投函されるため確認しましょう。

保管期限内に郵便局へ連絡しないと、センターに返送されてしまいます。

1度不在でも必ず保管期限内での受け取りをしてください。

美容師免許の名前変更の3つの注意点

美容師免許の名前変更の注意点は以下の3つです。

それぞれの注意点を詳しく説明します。

戸籍謄本は本籍地の市区町村役場でしか取得できない

本籍地は戸籍が保存されている場所です。

名前変更の申請に必要な、戸籍謄本や戸籍抄本は本籍地の市区町村役場でしか取得できません。

現住所と本籍地が必ず同じというわけではないため、住民票で本籍地を確認しておきましょう。

2～4週間かかる

免許の再発行には約2～4週間かかります。

さらに記入漏れや記入間違いがあった場合は、プラスで2週間かかります。

使用するギリギリで申請しても、すぐには交付されないため注意しましょう。

古い免許証を返納する必要がある

古い免許証は理容師美容師試験研修センターへ返納する必要があります。

紛失などで再交付する場合でも、古い免許証が見つかった場合は、センターへ忘れずに返納しましょう。

美容師免許は旧姓のままでも大丈夫

美容師名簿の訂正を行えば問題ありません。

旧姓のままでも美容師免許を使用できます。

申請をすれば旧姓併記の美容師免許の取得できます。

旧姓併記の美容師免許のメリットは、美容師免許が必要な場面での手続きが楽になります。

デメリットは特にありません。

美容師免許の名前変更をしないと証明が必要な時困る

美容師名簿の訂正があるのに、申請しないでいると美容師免許での証明が必要な場面で、スムーズに手続きが行えません。

独立や開業で融資を受ける際や管理美容師免許取得時、さらには転職先に提出する際など美容師免許が必要です。

上記の手続きがスムーズに行えないのを避けるには、今すぐ美容師免許を使用しなくても、名簿訂正を行ってしまうと安心です。

美容師免許の名前変更の他に手続きが必要となる2つのケース

名前変更以外に手続きが必要な場面は以下の2つです。

それぞれの手続きを詳しく説明します。

紛失や破損など

美容師免許を紛失した際にも手続きが必要になります。

紛失の他に破損、汚損、焼失した際も紛失と同じ手続きが必要で、破損と汚損の場合は免許証の原本も必要です。

美容師免許証再交付申請書の他、免許証交付手数料4,150円の払込みと受領証がいります。

再交付申請も簡易書留で送付します。

名前変更の申請と同じく注意が必要な事項が多いため、確認しながら準備しましょう。

外国で使用するとき

外国で使用するときには英訳してある免許証が必要で、センターへ申請しなければいけません。

翻訳証明書は英訳のみとなっています。

免許証英訳文証明申請書を印刷して記入しましょう。

必要書類は申請書の他に、免許証の両面のコピーと交付手数料1,150円を払込んだ受領証またはご利用明細票が必要です。

こちらも簡易書留での送付が必要になります。

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まとめ

美容師免許の名前変更をするには、名簿訂正の申請をしましょう。

変更した内容で免許証を交付したい場合は、再交付の手続きも必要です。

申請書の送付にはいくつかの注意点があるため、一つずつ確認しながら準備してください。

記入漏れ等がある場合、さらに追加で2週間程かかってしまうため、注意が必要です。

名前変更の他にも、紛失や外国で使用する際にも、理容師美容師試験研修センターへの申請が必要になります。