独立した美容師の平均年収っていくら?
約600〜1000万円です!
この記事では、美容師の方へ独立したときの年収について詳しく解説します。
結論としては独立した美容師の年収は約600〜1000万円です!
- 独立した美容師の収入は売上から経費を引いた金額
- 独立するには初期費用が1000万円程かかる
- 経費は売上の80%程毎月かかる
- 年収を上げるには店販の導入やお店の宣伝が必要不可欠
独立した美容師の年収は約600万〜1000万円で、店舗規模や立地、スタッフの有無で変動します。
スタッフを雇用する場合売上の80%は経費に充てられますが、1人経営なら利益率は55%に上がります。
独立時の初期費用は1000万〜2000万円で、店舗取得費や内装、機器、広告宣伝費などが必要です。
年収を上げるには、顧客の満足度向上や再来店促進、新規集客のための広告戦略をしてみましょう。
30歳前後が独立に適した年齢とされ、経験と体力を活かして経営に挑戦できます。
それでは、独立した美容師の年収について詳しく説明します!
独立した美容師の年収は600万~1000万円
独立した美容師の年収ってどのくらいなの?
約600万円〜1000万円で人によって差があります!
美容室の規模や立地などによって、独立した美容師の年収は大きく変わります。
さらに、スタッフを雇用するのか、1人で営業するのかによって収入は大きく左右され、全員が同じ金額ではありません。
様々な条件を合わせて収入が決まるため、年収の幅は広くなります。
独立した美容師の年収は売上から経費を引いた額
独立した美容師の年収ってどうやって決まるの?
売上から経費を引いた額が独立した美容師の収入です!
独立した美容師の収入は売上から経費を引いた額。スタッフを雇って営業する場合、経費は約80%を占めているため、オーナーの取り分は20%程です。
しかし、1人で運営している美容室であれば、売上から人件費を引かなくて良くなり、売上の約55%が収入になります。
人件費は約35%とされていて、毎月欠かせない経費になります。
条件によって、計算方法は様々なため、自分の条件に合った方法で計算しましょう。
独立した美容師に必要な売上は?|希望の年収から逆算できる
独立した美容師に必要な売上っていくら?
目指す収入によって金額は変わります!
独立した美容師に必要な売上は、目指す収入によって変わります。
例えば1人美容室で年収330万円を目指すには、月の売上は50万円必要になります。
スタッフを雇っている場合、人件費がかかるため、50万円より多くの売上が必要です。
希望年収を12ヶ月で割った数字に、目安となる経費を足した金額が毎月必要な売上です。
希望の年収に届くよう経費の見直しだけでなく、経営戦略を立ててみましょう。
美容師が独立する際にかかる費用は1000万~2000万円
美容師が独立するのにかかる費用ってどのくらい?
約1000万〜2000万円です!
美容師が独立する際にかかる費用は以下の6つです。
- 店舗取得費用
- 内装・インテリア
- 美容機器・備品
- 材料費
- 広告宣伝費
- 半年分の運転資金
それぞれの費用を詳しく説明します。
店舗取得費用
テナントを借りる時にかかる費用です。
敷金、礼金、前家賃、仲介手数料などが含まれます。
物件の種類や立地によって変わる部分ではありますが、初期費用の大部分を占める項目です。
契約時には家賃の4~12か月分が必要になる可能性も少なくありません。
内装・インテリア
天井や壁、床等に加えて、水道や空調などの整備にも、お金がかかります。
居抜き物件であれば最低限の工事費用で済みますが、スケルトン物件の場合はまとまった資金が必要です。
スケルトン物件では、自分の理想通りのアレンジが出来ますが、費用はかさむため注意しましょう。
美容機器・備品
シャンプー台や鏡、ドライヤー、椅子等にかかる費用です。
さらにレジやパソコン、決済端末などの備品にもお金がかかります。
特に美容機器はお金がかかり、美容室には必須であるシャンプー台は10万円~70万円ほどかかってしまいます。
中古品だったり台数を絞れば費用を抑えられるため、検討してみましょう。
材料費
シャンプーやトリートメント、カラー剤などの費用も美容室を運営するには必須です。
さらにタオルやシャンプークロスなどのクロス類、イヤーキャップなども、施術する上では欠かせません。
薬剤が多ければ多いほど、お客様のニーズに応えられて、満足度も高まります。
しかし、薬剤を増やせば増やすほど費用もかかってきます。
自分の得意な分野の薬剤を豊富にするなどの工夫をしてみましょう。
広告宣伝費
お店を宣伝して、集客する際にかかる費用です。
美容室開店の際やメニュー、特徴を知ってもらうためには、ネット上で宣伝したり、チラシを作成して配布する手段があります。
知ってもらうには作成費や配布する費用が必要です。
しかし、SNSであれば無料のものも多く費用は抑えられます。
自分のお店のターゲット層には、どの媒体が適しているか見極める力も欠かせません。
半年分の運転資金
開店してから半年〜1年分の安心材料として、運転資金を用意しておきましょう。
思った通りに売上が上がらなかったり、キャッシュレス決済のお金が入るまで、思っていたより時間がかかってしまった際に負担を軽減してくれる場面もあるかもしれません。
リスクの大きい独立で、少し予想外の事態が起こっても安心できる材料を増やしておくと、上手くいきやすいです。
美容室の経営にかかる主な経費は売上の45%~80%
美容室を経営するのにかかる経費って何があるの?
家賃などの固定費に加え、材料費などの変動費があります!
美容室の経営にかかる経費は主に以下の5つです。
- 家賃は売上の10%が目安
- 水道光熱費は売上の10〜15%が目安
- 材料費は売上の5〜10%が目安
- 広告費は売上の10%が目安
- 返済や税金・保険料
家賃は売上の10%が目安
毎月の固定費で家賃がかかります。
立地によって金額は変わりますが、売上の10%を目安にするのが基本です。
あまりに高すぎると、経営が上手くいかなかったり売上が思った通りに上がらなかった時に、家賃が圧迫してしまいます。
なるべく売上の10%に抑えて、物件を選びましょう。
水道光熱費は売上の10〜15%が目安
水道光熱費も美容室を運営するのには、欠かせない経費です。
水や電気は削れない経費ですが、契約プランの見直しで抑えられる可能性は少なくありません。
売上の10〜15%が目安にはなりますが、毎月変動する金額です。
材料費は売上の5〜10%が目安
材料費も毎月変動はしますが、必要な経費です。
入客数が増えれば増えるほど、使用する薬剤も増えるため費用がかさみます。
大体売上の5〜10%が材料費として、毎月消費されるため計算に入れておきましょう。
広告費は売上の10%が目安
広告費も毎月欠かせません。
新規の顧客を獲得したり既存のお客様に通って貰うには、クーポンサイトや広告の活用が必要ですが、広告を出すのにもお金がかかります。
毎月売上の10%目安で広告費が消費されますが、SNSなどの比較的安いサービスを活用すると費用を抑えられます。
借り入れの返済や税金、保険料
融資を受けていたら、毎月の返済があります。
返済の負担を減らすには、独立する際の費用をなるべく抑えてみましょう。
他にも売上に応じた税金を納める必要もあります。
何かあった時の保険も入っておくと、毎月の支払いは増えますが、安心材料も増えます。
独立した美容師が年収を上げる6つの方法
独立した美容師が年収を上げる方法ってあるの?
お客様に通ってもらえる工夫が必要です!
独立した美容師が年収を上げる方法は以下の6つです。
- コンセプトを固める
- 顧客をつける
- 店販を始める
- 宣伝・広告をする
- 顧客とカルテの徹底的な管理をする
- リピート客を増やす
それぞれの方法を詳しく説明します。
コンセプトを固める
お店のコンセプトを固めるのも年収アップに繋がります。
自分の美容室にしかできない強みがあれば、安定してお客様が来てくれます。
美容室はコンビニより多くあり、他の美容室との違いや強みを出していかなければ、経営が厳しくなってきます。
漠然としたキャッチコピーや打ち出しは多くの美容室とお客様獲得を競わなければなりません。
他と違う部分や+αで提供できる施術などを客観的に把握する作業から始めましょう。
顧客をつける
年収を上げるには、まずは顧客をつけるのが重要です。
前まで自分についてきてくれていたお客様が多いと、独立した際にも付いてきてくれる可能性は少なくありません。
全くの0から始めるのと、3〜4割でもお客様がいてくれるのでは、初年度の売上は大きく変わってきます。
しかし、美容室で雇用されていた場合、今まで指名してくれていたといっても、美容室側の営業で集客されたお客様です。
お客様への勧誘や直接連絡はトラブルの原因になってしまうため、美容室のオーナーとしっかり話し合いましょう。
店販を始める
店販をしていない美容室は、店販を導入すると売上を上げられます。
客単価が上がれば、売上が上がりそれが収入のアップに繋がります。
しかし、物販売上を上げるには、お客様の悩みを聞き出して商品を勧めるトークスキルが欠かせません。
自分の美容室に来てくれるお客様の年齢層やニーズを把握して、商品を見極める力も必要です。
宣伝・広告をする
年収を上げるには、SNSなどでの継続的な宣伝も必要です。
既存のお客様にリピートしてもらうだけでは、収入アップに繋がりません。
宣伝の方法はSNSだけでなく、ホームページやチラシなどの方法があります。
ホームページはお店の信用度を上げるメリットがあり、チラシや看板は近くの住民に知ってもらえるメリットがあります。
それぞれの媒体を使用するメリットを考慮して、新規のお客様を獲得できる工夫をしてみましょう。
顧客とカルテの徹底的な管理をする
顧客やカルテの徹底的な管理は、売上をアップするのに繋がります。
施術内容だけでなく、髪の癖や会話内容まで管理しておきましょう。
情報があれば、来店率アップや顧客満足度に繋がり、最終的に年収を上げられます。
リピート客を増やす
既存のお客様に継続的な来店をしてもらうと、経営が安定します。
再度来店してもらうには、誕生日メッセージを送ったり、毎月営業日を案内する方法があります。
定期的に案内を送ると、お客様から予約をしていただきやすくなります。
お客様へ定期的に連絡できるツールの導入を検討してみましょう。
美容師は30歳前後に独立するのが最適
美容師が独立するのに最適な年齢ってあるの?
30歳前後が最適と言われています!
美容師が独立するのに最適な年齢は30歳前後と言われています。
美容師にはまず1人でお客様を担当できるまでの、アシスタント期間が約3年あります。
アシスタントからスタイリストになっても、慣れるまでは時間がかかる可能性は少なくありません。
技術職である美容師は、実務経験を積むのが必須になります。
しかし、独立して数年は大変な時期になります。
まだ若い30代に大変な時期を乗り越えられるかが、人生プランを考慮しても妥当な時期と言われています。
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まとめ
独立した美容師の平均年収は約600万円〜1000万円と言われていますが、条件によって年収は大きく変わります。
美容室を開業する際にかかる初期費用は約1000万円程で、回収するのには1年〜4年ほどかかります。
毎月の売上から80%が経費として消費されますが、スタッフを雇用した場合の数字です。
1人で美容室を経営する際は、約55%程が収入になります。
独立した美容師が年収を上げるには、顧客に再来店してもらうだけでなく、新規のお客様にも来店してもらわないといけません。
広告宣伝の方法がカギを握ります。
美容師が独立するには30歳前後が適しています。
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