要注意!髪質改善トリートメントのデメリット7選――知らずに受けると後悔する落とし穴

要注意!髪質改善トリートメントのデメリット7選――知らずに受けると後悔する落とし穴

髪質改善は「一度でツヤ髪になれる魔法」と語られる一方で、方法を誤るとパサつき悪化や色落ちなど思わぬ落とし穴もあります。

ここでは、施術前に必ず押さえたいデメリット7つと、その回避策をやさしく解説。

さらに費用を抑える工夫や自宅ケアの具体的手順まで紹介するので、読み終えるころには失敗を防ぎながら理想の髪を手に入れる準備が整います。

デメリットの対策を事前に用意しておけば、髪質改善の効果はグッと高まりますよ!

目次

髪質改善で癖が残るデメリット

髪質改善のビフォー&アフター写真を見ると、髪にツヤが生まれるだけでなく、まっすぐになっているようなイメージを受けることが多いと思います。

しかし髪質改善は、縮毛矯正のように髪をまっすぐに矯正する力はほとんどありません。

ここでは、髪質改善ではなぜ癖が伸びないのかを詳しく解説します。

なぜ癖が伸びにくいのか

髪質改善は髪の中に不足したタンパク質や油分を戻し、外側をコートしてコンディションを整える施術です。

形を変える縮毛矯正と違い、くせの元になる内部構造には手を入れません。

そのため強いうねりやねじれがある髪は、栄養が入ってもしなやかになるだけで真っすぐには伸びにくく、「効果が薄い」と感じやすいです。

逆に、縮毛矯正のような髪へのダメージはなく、仕上がりは自然であなたの個性を残したまま美しさをワンランクアップさせるようなイメージになります。

サロンでできる補強策

くせをしっかり伸ばしたいなら、髪質改善に「酸性ストレート」や「部分縮毛矯正」を重ねる方法がおすすめです。

まず髪質改善で栄養を補い手触りを整え、その上で根元や顔周りなど目立つ部分だけ弱めのストレート剤を使えば、髪全体への負担を抑えながらうねりを収められます。

仕上げは低温のブラシブローで形を固定し、施術後48時間は結び癖を付けないようにすると、サロン帰りのまとまりが長く続きます。

美容室Ponoでは、髪質改善と縮毛矯正を同時に施術するメニューをご用意しています。お気軽にご相談ください。

髪質改善をやめた途端に悪化するデメリット

SNSなどで、髪質改善の施術を受けた後、髪の状態が悪化したという口コミを見ることがあります。

基本的に、髪質改善は髪へのダメージを修復する施術のため、正しい施術を行えば悪化する可能性はほぼありません。

では、何が原因で髪質改善をした後に髪が悪化してしまうのか、詳しく説明します。

縮毛矯正に近い薬剤を使う美容室がある

実は髪質改善といっても、店によっては縮毛矯正に近い強い薬剤を少量混ぜていることがあります。

効果はその場で出ますが、結合をゆるく切るため施術を止めると急に癖が戻りやすく、ダメージも感じやすいです。

予約時に「酸熱ですか、ストレート剤は入っていますか」と確認し、優しい処方を選ぶと安心です。

さらにホームケアをきちんと続けることで、突然のうねり再発を防ぎやすくなります。

信頼できるスタイリスト選びが何より大切です。

効果が切れるメカニズム

髪質改善で補ったタンパク質膜は毎日の洗髪で少しずつ薄くなることはあるものの、数日で効果がなくなることはほぼありません。

ただし、以下のような行為をすると数日で髪をパサパサにしてしまう可能性があります。

  • 強洗浄シャンプーでゴシゴシこする
  • 熱240℃のアイロンを毎朝当てる
  • 髪を濡らしたまま寝る

この3大ミスは数日で膜をほぼゼロにします。

膜が剥がれる→水分が逃げる→パサつき拡大の順で一気に悪化。

専用の弱酸性シャンプー、120℃以下のブロー、タオルドライ&速乾を守れば持続は1か月以上、長く続けていけばさらに長く持たせられるようになります。

髪質改善は高コスト?費用に関するデメリット

髪質改善をしたくても、持続させるコストを考えると少し躊躇してしまいますよね。

美しくなった髪をキープするために必要な費用や、コストを小さくする工夫をご紹介します。

施術料とホームケア費の内訳

項目目安価格(円)備考
施術基本料金12000〜20000サロンで1回施術
指名料500〜1500スタイリストを指定する場合
ロング料金1000〜3000胸下など長さに応じて加算
専用シャンプー3000前後弱酸性・アミノ酸系が主流
集中トリートメントマスク4000前後週1〜2回使用
洗い流さないオイル3000前後毎日の保護・ツヤ出し
月間合計(目安)25000〜30000施術+ホームケア一式
年間合計(目安)15万〜18万1.5か月ごとに再施術する場合

サロン料金は1回12000円〜20000円が目安。指名料やロング料金が加わると合計25000円前後になることも。

さらに専用シャンプー3000円、集中マスク4000円、洗い流さないオイル3000円とホームケアだけで月1万円近く。

効果を保つには2〜3か月ごとに再施術が必要なため、年間15万円超えも珍しくありません。

ただし、髪質改善やホームケア商品は増えてきており、プチプラ的なものも多く発売されています。

あなたの髪に必要なものを絞っていけば、費用を大きく削減できますよ!

節約しつつ続けるコツ

定期券や回数券があるサロンを選ぶと1回あたりの料金が下がります。

根元だけ伸びたら部分メニューに切り替え、友だち紹介クーポンも活用しましょう。

ホームケアは市販のアミノ酸系シャンプーと卵一個分のトリートメントでも問題ありません。効果の強いトリートメントを自宅で使う場合は、1~2週間に1回使うだけでも違いが出ます。

高価なオイルは毛先だけに少量つければコスパ抜群です。

週末キャンペーンを狙えば施術が20%オフになる店もあり、これらを組み合わせれば年間数万円節約しながらツヤ髪をキープできます

髪質改善でカラーが抜けるデメリット

「髪質改善をしたらカラーが落ちてしまった…」という口コミを見かけることがあります。

髪質改善や縮毛矯正のように、髪表面のコーティングを開いて薬剤を入れるような施術後は、成分を逃がさないためのケアが重要です。

ここでは、髪の色が落ちてしまう理由と対策をご紹介します。

退色が起こる科学的理由

髪質改善でカラーが抜けるとすれば、以下のような流れです。

  1. キューティクルをゆるめて栄養を入れる
  2. 開いたすき間から染料分子が流出
  3. 仕上げの熱で色素が分解・酸化
  4. 洗髪や紫外線で色素がさらに抜ける
  5. 発色が薄れ「退色した」と感じる

髪質改善では栄養を奥まで届けるために、髪表面のキューティクルを一時的にゆるめます。すると開いたすき間からカラーの色素が少しずつ流れ出てしまいます。

さらに仕上げで行うドライヤーやアイロンの熱が色素をこわし、ツヤもくもりがちに。

明るいトーンほど分子が小さく抜けやすいので、色落ちが早く感じるのはこの科学的な理由によるものです。

色落ちを防ぐケア方法

美容室での施術後のケアも重要ですが、自宅でのケアで色落ちを防げます。

髪質改善だけでなく、カラーや縮毛矯正後の洗髪は、38℃以下のぬるま湯で「色落ち防止用シャンプー」を泡立てて指の腹でやさしく洗います。

乾かす前にUV&ヒートケアオイルを1円玉分とって髪につけ、中間から毛先へなじませましょう。

ドライヤーは120℃以下で短時間にし、外出時は帽子やUVスプレーで紫外線をブロック。

仕上げに週1回カラー専用マスクで染料と水分を補えば、サロン帰りの発色とツヤを長く保てます。

髪質改善による薬剤ダメージのデメリット

SNSでは、髪質改善でダメージを受けたという報告がみられることがあります。

髪質改善はダメージを補修したり、足りない成分を補給する施術です。ダメージを受けることはほとんどありませんが、施術方法によっては負担がかかる場合もあります。

どんな場合にダメージを受けるのか、詳しく解説します。

成分と熱処理が与える負担

髪質改善で使うタンパク質補充剤には酸やアルカリ成分が少量含まれ、キューティクルをわずかに開いて浸透させます。

この開閉だけでも内部の水分が抜けやすくなり、120℃以上のアイロンで水分が蒸発すると繊維が硬化してゴワつきやすくなります。

高温が続くと内部の結合も弱まり切れ毛の原因に。

やさしい処方と施術後の適切な処理をして、施術前よりも強い状態にするのが髪質改善の理想です。

施術後に数日でダメージを感じることがあれば、ホームケアの内容や美容室での施術工程を確認しましょう。

ダメージを最小限にする選択肢

まずは、アイロンを使う場合は温度を100〜120℃に抑えましょう。

薬剤を使った施術を短期間に繰り返さず、根元だけうねったら部分施術に切り替え、毛先は保湿ケアにとどめると負担がぐっと減ります。

施術周期を1.5か月程度に延ばし、その間は低温ドライとUV対策を徹底すれば、ダメージを最小限に抑えつつツヤが長持ち。

ホームケアの仕上げにCMCやセラミド入りマスクを重ねれば栄養の流出を防げます。

髪質改善が頭皮トラブルを招くデメリット

「美容室に行くと頭がかゆくなりやすい…」という敏感肌の場合は、髪質改善に限らず、施術前のカウンセリングで必ず伝えましょう。

頭皮に優しい施術・薬剤を選択できる場合があります。

ここでは、髪質改善によって頭皮トラブルが起こる原因と注意点をご紹介します。

炎症・かゆみが起きる原因

髪質改善の薬剤が頭皮につくと、本来弱酸性の地肌がアルカリ寄りになり守る力が下がります。

さらにアイロンの高熱で汗と皮脂が乾き、毛穴がふさがると薬剤が残りやすく、赤みやかゆみが出やすいです。

乾いた頭皮はフケも増え、かゆみの悪循環に。

すすぎ不足や施術当日のシャンプーも負担を高めるので注意。施術前に保護オイルを塗ればリスクを減らせます。

敏感肌でも受けるための注意点

敏感肌さんは予約時に「低刺激処方」を指定し、当日は頭皮に保護オイルを塗ってもらいましょう。

施術前にパッチテストを行えば赤みの有無を確認できます。

カウンセリングに時間をかけてくれる美容室は特におすすめです。必ず敏感肌であることを伝えてください。

薬剤が残らないよう最後のすすぎを丁寧にしてもらい、帰宅後は冷風ドライと保湿ローションで地肌を落ち着かせると安心です。

施術後48時間は汗をかく運動やカラーを控えるとトラブル予防になります。

かゆみや痛みが出たらすぐサロンに相談してください。

髪質改善のデメリットを抑える具体的な対策

ここまでにご紹介した髪質改善のデメリットを最小限にする方法をご紹介します。

美容室の施術も、ホームケアも、正しい知識を持って取り組めば効果もコストも良い方向に向かっていきますよ!

弱酸性など低負担メニューを選ぶ

弱酸性の髪質改善は、地肌と同じほぼpH5前後なのでキューティクルを無理に開かず、色落ちや刺激をぐっと抑えられます。

アイロン温度も120℃前後で済むため、水分が飛びにくくパサつきが出にくいのが魅力。

くせが強い部分だけストレートを組み合わせる“ポイント施術”を選べば、仕上がりはサラサラなのに負担は最小限

予約時に「弱酸性メニュー希望」と伝え、テスト束で仕上がりを確認してから本施術に進むと安心です。

プロの指示を守り継続する

施術後にもらうホームケア手順は守るほど効果が長持ちします。

  • 弱酸性シャンプー
  • 週1回の集中マスク
  • ドライ前のオイル

という順番を毎日再現しましょう。

来店サイクルも担当が髪質に合わせて設定済みです。

自己判断で間隔を延ばしたり高温アイロンを毎日使ったりすると、栄養膜がはがれてデメリットが再発。

迷ったらLINEや電話で相談し、プロと二人三脚でツヤ髪を育ててください。

頭皮と髪を守るホームケアを徹底する

自宅でのケアでやるべきことをまとめました!ぜひ参考にしてください▼

  • 38℃以下のぬるま湯でやさしく泡洗い
  • 1分以上ていねいにすすぐ
  • タオルで水分を押さえる
  • 頭皮用ローションを塗布
  • ドライヤーは10cm離し低温で乾かす
  • 就寝前に毛先へ保湿オイル1滴なじませる
  • 朝はUVスプレーで紫外線カット
  • シリコンブラシで軽く頭皮マッサージ

お風呂では38℃以下のぬるま湯でやさしく泡洗いし、すすぎを1分以上しっかり。

タオルで水気を押さえたら頭皮用ローションを付け、ドライヤーは10cm離し低温で乾かします。

寝る前に毛先へ保湿オイルを1滴なじませ、朝はUVスプレーで紫外線をカット。

毎日のちょっとした習慣で、薬剤ダメージも乾燥もグッと減らせます。

シリコン製ブラシで頭皮を軽くマッサージすると血行もアップし、栄養が届きやすくなります。

まとめ――デメリットを知り、納得して髪質改善を選ぼう

癖が残る・高コスト・色落ち・薬剤ダメージなど、髪質改善には注意点がいくつかあります。

しかし薬剤の選択、部分施術の活用、正しいホームケアと来店周期を守ることで大半のリスクは軽減可能です。

プロと相談しながら自分に合った方法を続ければ、ツヤとまとまりを長く楽しめるはず。

デメリットを味方に変え、賢く美髪を育てていきましょう。

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