美容師って有給をあまり取れないですか?
働き方改革で美容師も有給を取りやすい環境になってきています!
この記事では、美容師で有給を取れるか疑問な方へ有給休暇について詳しく解説します。
結論としては美容師でも有給は取れます!
- 美容師は有給を取りにくい職場環境
- スタッフ不足や指名の予約が入るのが有給を取りにくい原因
- 働き方改革の労働基準法の改正により有給は取りやすくなってきている
- スタッフが多かったり完全予約制の美容室は有給を取りやすい
美容師は有給取得率が低く、日本全体の37.1%に対し、年間6.3日の取得が一般的です。
主な理由はスタッフ不足、指名客の予約、取りにくい雰囲気、低給与、スキルアップの意欲。
労働基準法改正により、有給取得義務化が進み、状況は改善しています。
有給を取りやすい美容室には、スタッフが多い、シフト制、完全予約制のサロンがあります。
有給は取得できませんが、フリーランスという選択肢もあります。
それでは、美容師の有給について詳しく説明します。
美容師は有給が取りづらい
美容師って有給は取れるの?
やむを得ない状況の時にだけ有給を取れる雰囲気のサロンが多いです!
美容師の有給取得率は低いです。
日本全体の有給取得率が50%なのに対し、美容師は37.1%。
取得日数で見ると年間6. 3日間で、約2か月に1回有給を取得している状態。
2か月に1回だと親戚の法事や友人の結婚式など、どうしてもやむを得ない事情の場合のみの取得だと考えられます。
やむを得ない状況のときだけ、有給を取れる雰囲気のサロンが多いです。
有給休暇とは美容師が勤続年数に応じて取れる給料の出る休暇
有給ってそもそもどんな制度なの?
年次有給休暇と言って給料の出るお休みのことです!
有給の正式名称は年次有給休暇。
「年次」と入っている1年間に休める日数が毎年決められます。
休める日数は継続勤務年数によって決定します。
たとえば同じ美容室に半年勤務したらその時点で1年に10日まで有給を取っていいという仕組み。
継続勤務年数が1. 5年なら11日、2. 5年なら12日と年数に応じて有給の日数が増えていき、最長は20日です。
6. 5年以上継続して勤務すると毎年20日の有給休暇を取れます。
6. 5年から先は継続年数が何年になっても1年20日までです。
1年に20日有給があったらほぼ1カ月休めて、給与も減りません。
このようなシステムが法律によって定められているのに、実際には大部分の美容師がこの有給のシステムを活用していません。
美容師が有給を取りにくい原因はスタッフ不足が理由
どうして美容師は有給を取りにくいの?
人手不足や指名のお客様の予約が入るためです!
美容師が有給を取りにくい原因は以下の5つです。
- スタッフが足りない
- 指名のお客様が入る
- 取りにくい雰囲気
- スキルアップしたい
それぞれを詳しく説明します。
スタッフが足りない
有給が取りにくい原因の一つはスタッフ不足。
個人経営などの小さなサロンだと、お店に3~4人のスタッフしかいなく、1人休んでしまうとお店が回らなくなる場合があります。
スタッフが足りていない美容室は、有給どころか休みも少ない傾向にあり、スタッフが満足に休みを取れない環境の場合が多いです。
指名のお客様が入る
指名のお客様が入ると有給を取りにくくなります。
来店毎に2か月先などの予約が入るとその日は有給を取りたくても取れません。
何人ものお客様が指名で予約を入れるとどんどん有給を取れない日が増えていきます。
お客様の予約が入るのは嬉しいですが、予約に加えて店舗が忙しい日が重なると更に有給を取得できなくなっていきます。
取りにくい雰囲気
有給を取りにくい雰囲気がある美容室は雰囲気が原因。
多くの美容師は予約や忙しいのが原因で有給を取得したくても我慢しています。
有給の取得を大勢が我慢している中で、自分だけが取得するのは悪いという考えになってしまいがち。
多くの美容師が自分だけ有給を消化するのは悪いと思い消化しないでいると、他の美容師も有給を消化しない悪循環が生まれます。
スキルアップしたい
スキルアップしたい人も有給を取らない人が多いです。
今の店舗でスキルアップして早く昇進したい人は有給をあまり取りません。
逆に経営や開業を学んで独立したい、という人は有給を取得して勉強する人もいます。
独立したい人でも考えは分かれますが、今の店舗で昇進して学びたい人と外部の講習などで学びたい人がいます。
今の店舗で昇進して学びたい人は有給を取得しない傾向。
美容師は常に勉強が必要な職業で、向上心が高い人も多いため有給を取らないでスキルアップを目指す人もいます。
美容師の有給は取得しやすくなっている
有給が取りやすく改善されることってないの?
働き方改革で有給は取りやすくなってきています!
美容師の有給の取得は改善傾向にあります。
働き方改革関連法案の一連で労働基準法が改正され、2019年4月より「5日間の有給休暇の取得の義務化」が追加されました。
5日間の有給休暇の取得の義務化は、法定の年次有給休暇が10日以上の全ての労働者に対し、毎年5日間、年次有給休暇を確実に取得させるのが必要となりました。
会社側も取得させられなかった場合は労働基準法違反となり、6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金となります。
美容業界は有給について曖昧にされる場合が多かったのですが、5日間の有給休暇の取得の義務化により、有給休暇について曖昧にできなくなりました。
美容師で有給が取りにくい場合他の美容室に転職するのもあり
全部の美容室が有給を取りづらいの?
有給を取りやすい美容室もあります!
美容師で有給が取れない場合は、有給を取りやすい美容室に転職する方法もあります。
元々休みが少ない美容師という職業は、有給が取得しにくいと不便が出てくる可能性もあります。
プライベートを重視したい方も、有給が取りやすい美容室に転職したほうが充実します。
美容師が有給を取りやすい美容室を選ぶ4つのポイント
有給が取りやすいのってどんな美容室?
スタッフが多かったりシフト制、完全予約制の美容室は有給を比較的取りやすいです!
有給を取りやすい美容室を選ぶポイントは以下の4つです。
- スタッフが多い
- シフト制
- 完全予約制
- 働き方を見直す
それぞれを詳しく説明します。
スタッフが多い
スタッフが多い美容室は比較的有給が取りやすいです。
人数が足りていれば、休みを取っても補充ができるため融通が利きます。
人手不足な美容室で離職者が出ると休みが取れなくなりますが、十分なスタッフがいる美容室はその可能性も下がります。
さらに土日祝日なども休みを取得できる可能性も上がります。
シフト制
希望日に休みたい場合は、シフト制を導入している美容室を選びましょう。
シフト制であれば、定休日を固定されないため、比較的休みを取りやすいです。
ただし、繁忙期や大型連休などはスタッフ同士で調整が必要です。
完全予約制
ゆったりとした働き方がしたい方は、完全予約制の美容室を選びましょう。
完全予約制のサロンは飛び込みのお客様を受け付けていません。
当日必要なスタッフだけの配置で良く、前もって調整しておけば希望日に有給を取得できます。
働き方を見直す
美容室を選ぶのではなく、働き方を選ぶのも一つの手。
例えばパート勤務の美容師なら、時間で区切って働くため家事や育児などと両立しやすいです。
美容師と個人で業務委託契約を結び、フリーランスで働く選択肢もあります。
フリーランスなら休日を自分で決められるため、自由度の高い働き方ができます。
Ponoは完全予約制で有給も取りやすく美容師を続けやすい環境
Ponoって有給は取りやすいの?
Ponoは有給を取りやすい美容室です!
Ponoは完全予約制の美容室。
予約のお客様のみの接客なため、お休みや有給を自由に取れます。
土日祝日も休暇を取得できますし、気兼ねなく好きな日にちに休みが取れる雰囲気づくりを心がけています。
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まとめ
美容師は有給が取りにくい職業。
指名予約のお客様やスタッフ不足が原因で有給が取得しにくい雰囲気です。
しかし労働基準法が改正され、5日間の有給休暇の取得の義務化によって、少しづつ美容業界でも休みが取得しやすくなってきてはいます。
プライベートを重視して有給が取りやすい美容室に転職するなら、スタッフが多かったり完全予約制を導入している美容室を選びましょう。
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