美容師が辞める理由で多いのは何?
人間関係が悪かったり、労働環境が良くないのが原因で辞めてしまう場合が多いです!
この記事では、美容師の方へ辞める理由について詳しく解説します。
結論として美容師が辞めるのは人間関係や厳しい労働環境が主な理由です!
- 美容師が辞めるのは厳しい労働環境が理由
- 辞めたいと思ったら解決策を考えて試したり一旦休むのが大切
- 人手不足などにより辞めたいとなかなか言い出せない場合もある
- 早めに報告したりポジティブに伝えるとスムーズに退職できる
美容師が辞める理由は主に厳しい労働環境や人間関係の悪化、給料の低さ、長い拘束時間などが挙げられます。
特に、入社時の条件とのギャップや教育制度の不足がモチベーションを下げ、離職に繋がります。
将来への不安や独立希望、家庭の事情も影響します。
辞めたい理由を明確にし、友人や家族に相談しましょう。
ポジティブに退職理由を伝え、早めの報告でスムーズな退職が可能です。
美容師は需要が高く、スキルは他職種でも活かせるため、キャリアプランを見直す良い機会となります。
それでは、美容師が辞める理由について詳しく説明します。
美容師が辞める理由は厳しい労働環境が主な原因
美容師が辞める理由は何があるの?
主に厳しい労働環境が原因で辞めたいと思う人が多いです!
美容師が辞める理由は以下の15個です。
- 人間関係が悪い
- 入社時と条件が違う
- レッスンしてくれない
- 拘束時間が長い
- 休みが休みじゃない、残業や休日出勤が多い
- デビューまでが長い
- 給料が上がらない
- 入客できない
- スタイリストとアシスタントの間に壁がある
- 体調が悪化
- 社風が合わない
- 将来が不安
- 独立
- 様々な職場で経験を積みたい、美容師以外にも挑戦してみたい
- 結婚、育児
それぞれを詳しく説明します。
人間関係が悪い
人間関係が悪く辞めてしまう人が多いです。
美容室は毎日顔を合わせるスタッフが限られている上に、少人数でサロンを運営しているため人間関係が特に大切。
職場の誰か一人と関係が悪くなってしまうだけで、相当なストレスになってしまいます。
美容師は体力的にも疲労が溜まりやすいですが、人間関係の精神的なストレスが一番多い離職理由です。
入社時と条件が違う
給料や休日などの労働条件が働く前に聞いていた内容と違くて辞める方も多いです。
実際に働いてからしか分からない求人内容とのギャップがあるのは、珍しくありません。
最初にサロンから説明があり、納得の上で働くなら良いですが、十分に説明しないサロンもあるため注意が必要です。
レッスンしてくれない
十分に技術を上達させる時間がなかったり制度が無く辞める美容師もいます。
特に若い美容師がキャリアアップするには、レッスンや研修は必須。
成長できるカリキュラムが整っていないと、いつまで経ってもスタイリストになれない可能性も低くありません。
スタイリストデビュー後はカットやカラーなどミスできない施術も担当します。
レッスンや指導が少ないと技術不足や不適切な接客で、お客様からのクレームに繋がる場合もあります。
お客様に満足していただくためにも、レッスンや研修は必要と言えます。
拘束時間が長い
拘束時間が長く、辞めてしまう人も少なくありません。
サロンにもよりますが、大体の美容室は1日の拘束時間が長く、営業後にレッスンを行う場合はさらに就労時間が長くなってしまいます。
レッスンや片付け以外にも、カルテの記入やその日の反省など業務がたくさんあるのも長時間労働の原因。
帰宅時間が22時や23時になってしまう場合もあります。
休みが休みじゃない
休日に十分に時間が使えない場合も多く、辞めてしまう原因になります。
カラー剤やメーカーの講習はサロンの定休日に行われる場合が多く、定休日に講習会などが入ってしまうと、休日を返上して参加しなくてはいけません。
他にもモデルハントやSNSでのお客様とのやり取りなど、勤務時間や勤務日以外でも仕事をしなくてはいけない場面が美容師には多くあります。
勤務時間外で給料も出ないとなると、疲労だけでなく給与面でも不満が出て辞める方が多いです。
デビューまでが長い
アシスタント期間が長くて辞めてしまう場合も少なくありません。
スタイリストデビューまで平均3年と言われています。
アシスタントの約3年が一番苦労する期間と言われており、3年の間に辞めてしまう人が多いです。
いつになったら入客できるか分からないまま、夜遅くまでの練習が続きモチベーションが低下して離職に繋がってしまいます。
給料が上がらない
アシスタントの給料の平均が年収約170万〜220万円、月収だと14万〜18万円が相場で低い水準です。
ウィッグやコームなどの道具代や講習費などもかかってしまうと、生活するのがやっとのお金しか手元に残りません。
単に給料が低いからという理由もありますが、一番は拘束時間に見合う給料が支給されないのが離職に繋がる原因です。
スタイリストデビューしても急激に給料が上がるわけではなく、他にも育児手当や住宅手当などの福利厚生が十分に支給されないのも原因です。
入客できない
入客できないからと辞めてしまう方もいます。
美容師は入客できないと売り上げが上がらず、給料も上がりません。
特に個人店や顧客の少ないサロンだと、お客様はオーナーの顧客というケースが多いです。
オーナーの顧客ばかりだと自分の売り上げが上がらず、給料も上がらずアシスタントの業務ばかりになってしまいます。
入客できないと技術も向上しません。
スタイリストとアシスタントの間に壁がある
スタイリストとアシスタントの間に壁があると働きづらく、辞めてしまう人もいます。
美容室ではチームワークが大切。
スタイリストとアシスタントの間に壁があるとチームワークが上手くいかなく、人間関係が悪化してしまい離職に繋がります。
体調が悪化
体調が悪化して辞める人も少なくありません。
美容師は人間関係などの精神的な疲労や長時間立ちっぱなしなどの体力的な疲労が重なりやすい職業です。
その他にも水仕事が多く手荒れが酷くなってしまったり、中腰の姿勢が多いため腰痛が酷くなってしまうなどもあります。
休みが少なく病院にも行けずに、そのまま辞めてしまうケースが多くあります。
社風が合わない
社風が合わずに辞めていく人もいます。
統率が求められる美容室から、自由に出勤できる美容室まで様々な社風の美容室があります。
ミーティングが多かったり、分からないところは見て覚えて、など会社ごとに方針や社風があり、合わなかったり辞めたいと感じる原因。
周りは楽しそうに働いていて、自分だけがおかしいのかもしれないと思うと余計に精神的につらくなってしまいます。
将来が不安
将来に不安を抱き、辞めてしまう人も少なくありません。
美容師はアシスタント期間が長く、収入が増えないのが不安になる主な原因です。
初任給は15〜18万円と低く、生活をするのがギリギリで過ごしていると、このまま続けていけるのだろうか、と不安を抱きます。
独立
独立のため辞める人もいます。
どちらかと言えば、アシスタントではなく、美容師として十分に経験を積んだ方が抱く退職理由です。
指名してくれるお客様が多ければ多いほど、自分のお店を持った時のスタートダッシュが上手くいきやすいです。
様々な職場で経験を積みたい、美容師以外にも挑戦したい
美容師以外にも挑戦してみたいと辞める人も少なくありません。
もっと給料の高い仕事に就きたい、もっと上下関係の厳しくない職場がいいなど理由は様々ですが、新しいジャンルの職場に踏み込めば、今抱えている悩みが根本的に解決する可能性があります。
美容師の仕事が合わないと思い、新しい職種に挑戦する方が多いです。
結婚、育児
結婚や育児のタイミングで辞める方もいます。
どの職場でも結婚や育児で離職する方はいるため、美容師限定の理由とは言えません。
しかし、美容師の仕事は拘束時間が長かったり、休みが取りづらい場合が多く、育児などと両立が難しく辞める方が多いです。
美容師資格の受験者数と離職者数
理容師美容師試験研修センターが公表した令和5年度の受験者数は5,032人で合格者数は3,131人でした。
一方で厚生労働省が公表した令和4年雇用動向調査結果の概要によると離職率が18.7%で、約5人に1人が辞めている状況です。
美容師は比較的離職率が高い職業と言えます。
【参考記事】厚生労働省 令和4年雇用動向調査結果の概要
美容師を辞めたいと思った時はまず辞めたい理由を考えてみよう
美容師を辞めたいと思ったら何をしたらいいの?
はじめに辞めたいと思った理由を考えてみましょう!
美容師を辞めたいと思った時には下記を試してみて考えましょう。
- 辞めたい理由とその解決法を考える
- 解決法で改善するか試してみる
- 職場の人や友人、家族に相談する
- 他のサロンを見学して検討
- 他サロンや業種、働き方を視野に入れる
- 理想の働き方やキャリアプランを見つめ直す
- 一旦休んでリフレッシュ
- 美容師として嬉しかった出来事ややりがいを思い出す
上記を踏まえてじっくりと検討し、「今の期間がつらいだけだからもう少し粘ろう」、「技術を身に着けるまでは頑張る」など、前向きになるなら良いですが、解決策が見つからなかったり退職の意思が固い場合は、退職や転職に向けて動きましょう。
辞めたい理由が人間関係や教育制度、給与、休日など勤務先のサロンに起因している場合は、別のサロンに転職し改善される可能性が高いです。
美容師という職業自体に起因している場合は、他業種や他業界への転職も検討するのがおすすめです。
美容師が辞めたいと言えない4つの理由
美容師が辞めたいと言えない原因って何かあるの?
人手不足や常連のお客様に申し訳ないと思いなかなか言い出せない人が多いです!
美容師が辞めたいと言えない理由は以下の4つです。
- 人手不足が心配
- 常連のお客様に申し訳ない
- 転職先が未定
- 店長の返答が怖い
それぞれを詳しく説明します。
人手不足が心配
人手不足が心配でなかなか辞めると言い出しにくい場合があります。
責任感が強い方やお店の状況をしっかりと考えている方ほど、自分が辞めた後のお店が心配だと思ってしまう傾向があります。
美容室は少人数でお店を回している場合が多いため、1人退職すると大きな痛手になります。
常連のお客様に申し訳ない
常連のお客様に申し訳なく思うと、なかなか辞めると言い出せません。
美容師はお客様とコミュニケーションを多く取るため、スタイリストとして長く働いていると毎回指名してくださるお客様や仲良くなるお客様が出てきます。
退職してしまうと関係性が崩れてしまう、裏切ってしまうと考えて申し訳なく感じてしまうと言い出せなくなってしまいます。
転職先が未定
転職先が未定の場合も辞めたいと言い出しづらいです。
辛くて辞めたいと思っていると、気持ちが先行してしまいがちですが、転職先が決まっていないと生活ができなくなる場合もあるため、言い出せずにいる人もいます。
店長の返答が怖い
店長の返答が怖いと、なかなか辞めると言い出せません。
美容師は店長、スタイリスト、アシスタントと役職が明確に存在するため、上下関係が明確にあります。
店長に報告する際、単純に怖い場合もありますが他にも引き止められたり退職理由を聞かれるのを怖いと思い躊躇してしまう場合もあります。
面と向かって退職したいと言いづらいとなかなか言い出せなくなってしまいます。
美容師が辞める理由を話した際に引き止められる3つの理由
退職を引き止められる事ってあるの?
あります。人手不足や給料アップを条件に引き止められる場合が多いです!
退職を引き止められるのは以下の3つです。
- 人手不足
- 給料アップ
- 脅し
それぞれを詳しく説明します。
人手不足
退職の際、人手不足で引き止められる場合があります。
職場が回らなくなるとか退職日を少しずらしてくれないかなど言われる可能性があります。
どうしても退職したいときには、弱腰にならず毅然とした態度で退職を伝えましょう。
給料アップ
退職の際、給料を上げると交渉してくる場合があります。
応じるか応じないかはあなた次第です。
しかし、上がった給料の額に納得いかなかったり、退職理由が給料が原因では無い場合、無理に働き続ける必要はありません。
脅し
上司の退職を伝えると、脅してくる場合もあります。
例えば、今辞めたら残りの給料は払わないや懲戒解雇扱いになるよ、他の人は頑張っているよなど、様々な言葉で脅してきますが、強引に退職を引き止める権利は上司にはありません。
美容師がスムーズに退職するための辞める理由を伝える3つのコツ
スムーズに退職するにはどうしたら良いの?
退職理由をポジティブに伝えたり早めに報告すれば、スムーズに退職できる可能性が高いです!
スムーズに退職する方法は以下の3つです。
- ポジティブに伝える
- 早めに報告
- 辞めた後について考えておく
それぞれを詳しく説明します。
ポジティブに伝える
円満に退社したい場合、退職理由をポジティブに伝えましょう。
例えば、キャリアアップしたいとか、新たな夢があるなどです。
ポジティブに伝えれば応援してもらえる場合もあります。
早めに報告する
円満に退職するには退職の意思を早めに伝えましょう。
早めに伝えれば美容室の運営の負担にならずスムーズに退職できます。
有給休暇を消化する場合はその期間も考慮して2〜3か月前に伝えるのが理想です。
遅くても1か月前までには退職の意思を伝えましょう。
繁忙期を避けたり、業務の引継ぎを十分に行ったり計画的に動くとよりスムーズに退職できます。
辞めた後について考えておく
スムーズに退職するには、辞めた後について十分に考えておくのも重要です。
辞めた後が十分に考えられていないと、不安でなかなか辞めると言い出せない場合が多いため、辞めた後について考えておくとスムーズに退職できます。
次の職場を見つけておいたり休みの期間で転職活動をするなど、大体の動きを決めておけば辞めても安心です。
転職するには譲れない条件などを考えるのが重要
転職するときに大切な事ってあるの?
転職理由をもう一度よく考えてみましょう!
転職するには自分のやりたい事や譲れない条件などもう一度考えてみましょう。
条件や人間関係で転職したい場合、譲れない条件を見つければそれを軸に転職活動ができます。
やりたい事を考え直せば、美容師以外の職種になる場合もあります。
美容師のメリットは他の職にも活かせること|辞める理由がメリットを上回る場合は退職しましょう
美容師のメリットってあるの?
メリットのひとつとして美容師の経験は他の職業にも活かせます!
美容師としての経験は他の職種にも活かせます。
横展開する際に美容師としてのスキルや技術は大きく役立ちます。
アイリストやヘアメイクアーティスト、美容部員、ネイリストなど美容師のスキルが活かせる仕事がたくさんあるのは大きなメリットです。
Ponoは美容師が辞める理由を改善した働き続けやすい職場です!
Ponoは労働環境は整っているの?
整っています。地域最高の労働環境です!
Ponoは美容師が辞める理由の上位である長時間労働や低い収入、入客できないなどの問題を解決できる職場です。
できるだけ短い勤務時間でお店側が集客をし、予約は基本2か月待ちで個人的な集客は不要で、還元率が高くお客様の単価も高いため、収入を伸ばしやすい環境でもあります。
有給休暇やお休みも気兼ねなく日にちを選べる雰囲気作りを心掛けていて、看護休暇や国への出産手当の申請・出産後の復職支援も行っていて長期的に働けます。
Ponoの求人の詳細は下記からご覧ください↓
\地域最高の労働環境をご紹介!/
まとめ
美容師が辞める理由は人間関係が悪かったり、労働環境が悪いなどが原因で辞めてしまいます。
離職率も高く長く働く方が少ない環境が多いと言えます。
辞めたいと思った際には思い切って休んでリフレッシュするのも重要です。
人手不足だったり常連のお客様に申し訳ないと思って退職を言い出しづらかったり、給料アップや脅されたりなどで引き止められる場合もあるかと思いますが、退職の意思が固い場合は毅然とした態度で対応しましょう。
退職理由をポジティブに伝えたり、早めに報告すればよりスムーズに退職できます。
美容師は需要が無くならなかったり、他の職種にも活かせたり良い面もあるため、自分のキャリアプランやライフスタイルに合った選択をするのが大切です。
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