・美容室で「5cm切る」というオーダーは、美容師とお客様で長さの認識がズレやすい。
・大切なのは「何cm切るか」ではなく、カットの先にある「仕上がりイメージ」の共有。
・実は「短く切れば扱いやすくなる」とは限らない。髪質やクセによっては、逆に扱いにくくなることも。
・10cm以上のバッサリカット(スタイルチェンジ)での失敗を防ぐため、Ponoではあえて「少し長め」にカットして確認を挟むワンクッションを大切にしています。
こんにちは、Ponoです。
美容室で席に座って、「今日は5cmくらい切りたいです」とオーダーすること、ありませんか?
数字で伝えているので、お互いにバッチリ伝わっているように思えますよね。
でも実は、この「5cm」という言葉。私たち美容師と、お客様の間で、イメージしている長さが少しズレてしまっていることが少なくありません。
きっちり5cm切ったのに「あれ、思ったより短いかも……!」と不安そうな顔をされたり、逆にそこまで切っていないのに「わぁ、結構切りましたね!」と驚かれたり。
数字で伝えること自体が悪いわけではありません。ただ、髪質や生え癖によって仕上がりの「体感の長さ」は変わるので、数字だけでなく仕上がりのイメージも一緒に共有していただくと、そのズレはぐっと少なくなります。
今回は、そんな「長さの認識のすれ違い」と、Ponoがカウンセリングで大切にしていることについてお話しさせてくださいね。
美容室のカウンセリングで本当に大切なのは「長さ」ではなく「仕上がりのイメージ」

カウンセリングで本当に大切なのは、「何cm切るか」という引き算の確認ではありません。「どんな仕上がりになりたいか」という、ワクワクするイメージを共有することだと思っています。
なぜなら、お客様が本当に求めているのは「5cm切ること」そのものではなく、
- 「全体的に軽やかに見せたい」
- 「朝のスタイリングを扱いやすくしたい」
- 「ガラッと雰囲気を変えて、新しい自分になりたい」
といった、カットしたその先にある変化だからです。
そのためPonoでは、言葉の数字だけで判断することはしません。
実際に髪を動かして手で触っていただきながら長さを確認したり、お顔のバランスを見ながら「これくらいの見え方になりますよ」と、仕上がりを具体的にイメージしてもらう時間を大切にしています。
参考画像をお持ちいただくときも、できれば1枚ではなく、何枚か「いいな」と思うものを見せていただけるとうれしいです。
複数の画像を一緒に見ながら、「この写真は前髪が好き」「こっちは全体のシルエットが好き」と聞いていくと、お客様ご自身も気づいていなかった「共通する好み」が見えてくるんです。1枚だけだと「その髪型のどこに惹かれているのか」までは分からないのですが、何枚かあると、なりたいイメージの輪郭がぐっとはっきりします。
髪をバッサリ切る(スタイルチェンジ)ときの期待と、その裏にある不安

それでも、お互いにしっかり確認したはずなのに、いざ仕上がると「あれ?」となってしまうことがあります。頭の中で「短くなった自分の姿」までを、リアルに想像しきれていないことがあるからです。
特に多いのが、10cm以上のスタイルチェンジ(バッサリカット)を希望されるお客様です。
長い間「切ろうかな」「でもやっぱりもったいないかな……」と悩み続けてきた反動で、ある日突然「よし、もう今日切っちゃおう!」と、切りたい衝動が一気にピークに達することってありませんか?
その「とにかくスッキリしたい!」という勢いの裏では、
- 「本当にこの長さ、自分に似合うかな?」
- 「短くなったら、どんな雰囲気になっちゃうんだろう……」
という心の準備が、まだ追いついていないことも多いのです。
これ、全然珍しいことではありません。たくさんのお客様を担当してきた中で、バッサリ切る多くのお客様が、この「期待と不安が混ざった状態」で来店されます。
みんな同じように迷いながら、ドキドキしながらオーダーしてくださっているんですよ。
だからもし今、あなたが「切りたいけど、ちょっと怖い」と感じているなら、それはとても自然なことです。むしろその迷いは、切る前に誰かに話しておくのがいちばんです。
実は「短く切れば扱いやすくなる」とは限りません
ここで、プロとしてどうしてもお伝えしておきたいことがあります。
「毎朝大変だから、短く切って楽になりたい」というご希望、とても多いです。お気持ちはすごく分かります。
ただ、正直にお話しすると、短く切れば必ず扱いやすくなる、というわけではないんです。
クセの強さや毛量、これまでのダメージ、年齢による髪質の変化によって、切ったあとの扱いやすさは人それぞれ違います。
そしてもうひとつ大事なのが、自宅での再現性です。美容室で仕上げたときはキレイでも、翌朝ご自身で同じように扱えなければ、その髪型は「扱いやすい髪型」とは言えませんよね。
だからPonoでは、カットのご相談でも「切るとどうなるか」だけでなく、髪質・クセ・広がり・ダメージの状態・毎朝どれくらい時間をかけられるか、まで一緒に考えてご提案しています。
髪質やクセ、毎朝かけられる時間によっては、カット以外の方法も選択肢になることがあります。たとえば髪質改善や縮毛矯正なども、その一つです。あなたの髪に合った着地点を、一緒に探していきましょう。
「自分の場合はどうなんだろう?」と思った方は、次のような点も判断材料にしてみてください。
- 雨の日や湿気の多い日、髪が広がったりうねったりしやすい
- 毛量が多い、または年々髪質が変わってきた気がする
- 過去に「短く切ったら逆に大変になった」経験がある
こうした特徴があるかどうかで、仕上がりの見え方は変わってきます。気になる方は、切る前に一度お聞かせくださいね。
【CTA① ここに挿入】
バッサリカットで後悔しないために、Ponoがあえて「少し長め」に切る理由

そこでPonoでは、大きなスタイルチェンジの際は、最初に確認した長さよりも「あえて少し長め」にカットすることがあります。
一番の目的は、「お客様に、鏡の中の自分を見て安心&納得してもらうため」です。
実際にハサミが入って長さが変わると、鏡を見ながら、
「あ、もう少し切っても大丈夫そう!」
「意外とこれくらいでちょうどいいかも」
と、自分の目で見て判断しやすくなります。
面白いことに、最初は「肩の上までバッサリいきたいです!」とおっしゃっていた方が、一度長めに残して切ると、「あ、これくらいが可愛いかも。今回はここで止めておきます(笑)」となることも少なくありません。
もちろん、そこからさらに短くしていくこともあります。大切なのは、お客様が「今の自分」をちゃんとイメージできるワンクッションを挟むこと。
それだけで、仕上がりの安心感がまったく変わってきます。
もし今、「とにかく髪を切りたい!」という衝動が高まっている方がいたら、一気に理想の長さまで攻めるのではなく、「少し長めに残しながら、様子を見て切っていく」という方法もおすすめですよ。
美容師の技術だけでは、お客様の「お気に入りの髪型」は作れない
美容師という仕事は、カットの技術や薬剤の知識だけで成り立っているわけではありません。
お客様が言葉にできない「本当の想い」を理解して、頭の中にあるイメージを共有し、一緒に「一番似合う答え」を探していく仕事だと思っています。
「5cm切る」という、たった一言のシンプルなオーダーの裏側にも、実はたくさんの大切なコミュニケーションが隠れています。
Ponoではこれからも、ただ髪を切るだけでなく、あなたが「あ、この髪型すてき!」と心から安心し、ワクワクできるプロセスを大切にしていきますね。髪型に迷っている方も、ぜひ安心してわがままを相談してください。
髪型は、その日の気分やこれからの生活まで含めて決まっていくものだと思っています。迷っている状態からのご相談で大丈夫です。

【Q&A】美容室での長さのオーダーやバッサリカットに関するよくある質問
- 美容室で「5cm切りたい」と数字で伝えるのは良くないですか?
-
数字で伝えること自体は目安になるので問題ありません!ただ、髪質や生え癖によって仕上がりの「体感の長さ」は変わるため、数字と合わせて「肩につかないくらい」「結べる長さは残したい」など、実際の生活をイメージした伝え方を重ねるのがおすすめです。
- スタイルチェンジ(バッサリカット)で後悔しないためのコツはありますか?
-
一気に理想の長さまで切り進めるのではなく、まずは「少し長め」の段階で一度カットを止めてもらい、鏡で全体のバランスを確認するワンクッションを挟むのがおすすめです。Ponoでも、お客様がイメージを確かめられるようにこの手順を大切にしています。
【CTA② ここに挿入】


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