BOTANIST ボタニカルシャンプー モイストを髪質改善のプロがガチレビュー

BOTANIST ボタニカルシャンプー モイストのレビュー記事アイキャッチ。髪質改善のプロがガチレビュー、成分解析×実際の使用感

BOTANIST ボタニカルシャンプー モイストを、実際に購入して使ってみました。この記事では、今回使用した実物パッケージの全成分から見た処方評価と、実際に使った感想を、まず別々に紹介します。そのうえで、両者が一致していたのか、それともズレていたのかを、最後に照らし合わせます。

成分の評価が高いからといって、そのまま「誰にでも合う」という意味にはなりません。今回のBOTANIST モイストは、泡立ちなどの洗浄面の評価が非常に高い一方で、仕上がりの重さが髪質によって感じ方が分かれそうな結果になりました。結論を先に言い切るのではなく、処方と実使用のどちらも、そのままお伝えします。

この記事でわかること
  • 全成分から見た処方の5項目評価(洗浄設計・質感設計・補修保湿設計)
  • 実際に使った泡・きしみ・重さ・仕上がりの感想
  • 処方の予測と実使用が、どこで一致し、どこでズレたか

モイストなら、やっぱりかなり重いんですか?

しっとり感は強めでした。ただ、泡立ちはかなり良かったです。成分と実使用を分けて見ていきますね。

目次

この記事の結論

先に結論をお伝えします。

BOTANIST ボタニカルシャンプー モイストは、全成分から見た処方評価では、洗浄設計・質感設計・補修保湿設計のいずれも高い評価になりました。実際に使ってみても、泡立ち・泡密度・泡持ちはかなり良く、まとまり・しっとり感も強く出ました。

一方で、根元を中心に、すすぎ後からドライ後にかけてやや重さを感じました。乾燥が強い髪や広がりやすい髪にはメリットを感じやすい一方、細毛の方やもともとベタつきやすい髪の方は、重さの感じ方に注意が必要そうです。

処方と実使用を照らし合わせた総合評価は、このあと詳しく紹介します。

商品概要

商品名BOTANIST ボタニカルシャンプー モイスト
ブランドBOTANIST
メーカー株式会社I-ne
香り華やかで優雅なアプリコットとジャスミンの香り
販売名BOシャンプーRB モイスト AJ
今回使用した容量10mL(試供品)
併用トリートメントBOTANIST ボタニカルトリートメント モイスト(実使用感のみ紹介・成分解析対象外)
成分情報ソースBOTANIST ボタニカルシャンプー モイスト公式商品ページ(BOTANIST公式サイト)
BOTANIST ボタニカルシャンプー モイストの価格・容量・1mL単価まとめ

今回使用した実物パッケージの全成分表示をもとに解析しています。

全成分から見た処方評価

全成分をもとに、洗浄設計・質感設計・補修保湿設計・処方バランス・質感補正依存度の5項目を、独自基準で評価した結果です。実際の使用感とは分けて見ています。

洗浄設計

主洗浄剤は、コカミドプロピルベタインとココイルメチルタウリンNaの2系統です。補助洗浄剤には、ラウロイルメチルアラニンNa・ラウラミドプロピルベタイン・ラウロイルサルコシンNa・ラウレス-4カルボン酸Na・ココイルグルタミン酸Na・デシルグルコシド・コカミドMEAと、7種類が組み合わされています。

硫酸系・スルホン酸系は使われておらず、洗浄力の方向性はやや穏やかです。補助洗浄剤が多い分、泡質・泡量を支える成分の厚みがあります。ただし、この組み合わせだけで「必ず泡立ちが良くなる」と言い切れるものではなく、あくまで処方全体としての傾向として読み取れる範囲です。

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系統成分役割
主洗浄剤コカミドプロピルベタイン/ココイルメチルタウリンNa洗浄の中心。やや穏やかな方向
補助(緩和・泡質)ラウロイルメチルアラニンNa/ラウラミドプロピルベタイン/ラウロイルサルコシンNa/ラウレス-4カルボン酸Na/ココイルグルタミン酸Na刺激の緩和と泡質の調整
補助(泡量サポート)デシルグルコシド/コカミドMEA泡量・泡質のさらなる補助

質感設計

質感は、カチオン界面活性剤2種(ベヘントリモニウムクロリド・ジステアリルジモニウムクロリド)、カチオンポリマー(ポリクオタニウム-10)、油性成分(マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル・アンズ核油・フィトステロールズ)、複数の乳化剤・リン脂質系成分(水添レシチン・水添リゾレシチンなど)といった、多くの手段を組み合わせて作られています。

シャンプーにカチオン界面活性剤が入っているのは、コンディショニングを重視した設計の目安になります。狙いとしては、カチオン界面活性剤・カチオンポリマーで指通りとまとまりを、油性・乳化剤系成分で質感の均一化を作る、という構成と読めます。

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分類成分役割
コンディショニングベヘントリモニウムクロリド/ジステアリルジモニウムクロリド/ポリクオタニウム-10指通り・まとまりを作るカチオン系成分
油性成分マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル/アンズ核油/フィトステロールズ質感・エモリエントの補助
乳化・リン脂質系水添レシチン/水添リゾレシチン/PEG-30フィトステロール など質感の均一化

補修・保湿設計

補修成分としては、タンパク系(加水分解野菜タンパク)、コラーゲン系(加水分解コラーゲン)、セラミド系(セラミドNG・スフィンゴ糖脂質)という、系統の異なる成分が組み合わされています。保湿成分も、トウミツ(サトウキビ糖蜜)・加水分解ヒアルロン酸・アルギニン・BG・DPGなど複数配合されています。

植物由来成分(シラカンバ樹液・ブドウ種子エキス・オリーブ葉エキスなど)も複数入っていますが、種類が多いことだけを理由に高く評価しているわけではありません。あくまで表示順の位置と組み合わせから判定しています。また、これらの成分が入っているからといって「髪が治る」「ダメージが修復される」という意味ではなく、洗浄で失われやすい部分を補っていく設計、という理解が実態に近いと考えています。

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評価軸評価理由
洗浄設計5主洗浄剤2系統+補助洗浄剤7種による厚い緩和・泡質サポート
質感設計5カチオン界面活性剤・カチオンポリマー・油性・乳化剤系による多層的な質感形成
補修保湿設計5タンパク系・コラーゲン系・セラミド系という系統の異なる補修成分の組み合わせ
処方バランス5洗浄骨格・質感設計とも独立して作り込まれている
質感補正依存度2洗浄とコンディショニングの両方で質感を作っているが、依存度としては軽度

この処方は、洗浄・質感・補修のいずれも作り込みが厚いタイプです。点数だけを見ると、かなり優秀な処方に見えます。

処方の5項目はかなり高評価ですね!

そうですね。ただ、実際には髪質によって重さの感じ方が変わりそうでした。次は使用感を見ていきますね。

100点満点評価

このシリーズでは、実使用の17項目評価とは別に、100点満点の総合評価も採用しています。客観スコア(実使用17項目のうち洗浄〜すすぎに関わる項目とドライ後・仕上がりに関わる項目、香り好みから算出)と、美容師としての体感点を、7:3の割合で組み合わせたものです。

総合評価
71点 / 100点
客観スコア 69点
美容師の体感点 74点

泡立ち・泡質・泡持ち、まとまり・しっとり感は高評価でした。一方で、すすぎ後の張り付き感や根元の重さ、サラサラ感の弱さが点数を下げています。客観スコアと体感点の差は5点で、大きな乖離ではなく、実使用感とも比較的近い評価になりました。

評価は、実際の使用レビューと比較検証を重ねながら随時更新しています。

実際に使った感想

ここからは、成分解析を離れて、実際に使った感想です。

香りのアイコン

香り

アプリコットとジャスミンの香りですが、私の体感ではアプリコットがやや強めで、甘さのある香りに感じました。好みで言えば「普通」という感覚です。シャンプー中はしっかりめに香り、洗った後もほどよく残ります。

シャンプー液の質感のアイコン

シャンプー液の質感

液体の質感は、普通より少しサラサラ気味です。重い粘度ではなく、手からこぼれすぎず、髪にも広げやすいと感じました。

泡立ち・泡質のアイコン

泡立ち・泡質

ここが今回の強みです。泡立つ速度がかなり良く、泡の量も多め、泡の密度も細かいと感じました。泡持ちも良く、洗っている間ずっと安定していました。

泡立ちかなり良い
泡密度細かい
泡持ち良い
洗浄中のアイコン

洗浄中

指通りで少しきしみを感じ、絡みやすさも少し感じました。ただし泡がしっかり出るため摩擦感はそこまで強くなく、洗いやすい感じはありました。

すすぎ後・張り付き感のアイコン この記事で特に重視しているポイント

すすぎ後・張り付き感

この企画のレビューで特に重視しているのが「張り付き感」です。シャンプーを流したあと、頭皮付近の髪が自由に動かず、少し抵抗が出て張り付くように感じる状態を指します。

BOTANIST モイストでは、根元側に張り付き感をやや感じました。すすぎ後も多少きしみが残り、開放感は「普通」という感覚です。根元は少し重く、髪の動きも少し重めに感じました。

トリートメント併用について

ここからは、BOTANIST ボタニカルトリートメント モイストを併用した際の感想です。トリートメント自体の成分解析は行っていません。

質感は通常程度の粘性で、やや重めな印象でした。なじませやすさは普通ですが、流した後の指通りにはオイル感のある重さをやや感じました。まとまりは良く、根元付近まで多く付けると重さが出そうな感覚がありました。

ドライ後

乾かした後は、根元がやや重く、髪の動きも軽くはありませんが、悪くはない感じでした。まとまりはかなり良く、しっとり感も強く出ています。サラサラよりしっとり方向で、広がりは収まりやすいです。

不快なほどベタつく感じではありませんが、全体としては少し重めの仕上がりです。乾燥が強い髪や広がりやすい髪には、このしっとり感がメリットになりやすいと感じました。

シャンプー使用感まとめ

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香り好み3(普通)
香り強さ4(強め)
とろみ3(標準)
泡立ち5(かなり良い)
泡密度5(かなり濃密)
泡持ち5(かなり持続する)
指通り4(良い)
絡みにくさ3(普通)
きしみ3(やや感じる)
張り付き感4(まあまあある)
すすぎ後の解放感3(普通)
根元の軽さ3(普通)
髪の動き3(普通)
まとまり5(かなりまとまる)
しっとり感5(かなりしっとり)
サラサラ感2(弱い)
ドライ後総合3(普通)

※香り強さ・とろみ・泡密度・泡持ち・きしみ・張り付き感・しっとり感は「強さ・程度」を表す項目で、数値が高い=良い評価という意味ではありません。

泡は良いのに、すすいだ後は少し重いんですね。

そこが今回の特徴です。泡性能と仕上がりの軽さは別に見た方がよさそうです。次は処方の予測と実際に使った結果を照らし合わせてみますね。

処方予測と実使用は一致したか

ここがこの記事でいちばんお伝えしたいところです。

一致した点

補助洗浄剤7種による厚い泡質サポートという処方の予測は、実際の泡立ち・泡密度・泡持ちの良さと方向性が一致していました。カチオン界面活性剤・油性成分・保湿成分による質感設計の厚みも、まとまり・しっとり感の強さと一致する方向でした。

ズレた点

洗浄力がやや穏やかで質感補正依存度も2(軽度)という処方判定だったため、張り付き感は少なめに出ると予測していました。ただ、実使用では張り付き感4・根元の軽さ3という結果で、根元にやや重さを感じています。

また、処方から見た髪質別適性では細毛が4(高め)でしたが、実使用では「細毛は重くなりそう」という感覚がありました。逆に太毛は処方適性3(相対的に低め)でしたが、実使用ではむしろ比較的向いている印象でした。このズレは消さずに記録します。成分表だけでは説明しきれない部分です。

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判断保留

継続して使い続けた場合にどの程度重さが蓄積するか、太毛・細毛で実際にどこまで差が出るかは、今回1回の使用レビューだけでは判断できません。今回の使用では重さを感じたため、継続使用時の使用量や根元への付け方は様子を見たい、という段階の情報として記録しています。

THE ANSWER・YOLUとの比較

THE ANSWER スーパーラメラシャンプーのレビューYOLU カームナイトリペアシャンプーのレビューと比べると、BOTANIST モイストは泡性能ではTHE ANSWERに近い高さがありながら、仕上がりはよりしっとり・重めという違いがありました。

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項目THE ANSWERYOLUBOTANIST モイスト
客観スコア86点64点69点
美容師の体感点88点75点74点
総合評価87点67点71点
泡立ち545
泡持ち525
きしみ243
張り付き感244
すすぎ後の解放感423
まとまり445
しっとり感335
サラサラ感442

BOTANIST モイストとYOLUは、どちらもすすぎ後の張り付き感が気になった点は近いのですが、BOTANIST モイストの方が泡性能は高く出ています。3商品とも処方の5項目評価は高水準に近いものの、実使用での「軽さ」と「しっとり・まとまり」のどちらに寄るかで、最終的な使用感と100点評価が分かれました。

髪質別の向き・不向き

まず処方から見た適性を数値で示し、そのうえで実際に使った印象も合わせて、最終的な相性を判断しています。

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髪質処方から見た適性最終相性判断理由
細毛4処方評価は高いが、実使用では張り付き感や根元の重さを感じた
普通毛5使用量や根元への付け方を工夫すれば扱いやすそう
太毛3実使用では重さ・しっとり感・まとまりがむしろメリットになりやすい印象だった
くせ毛4乾燥・広がりが強いくせ毛には、しっとりまとまる質感がメリットになりやすい
ダメージ毛5乾燥・広がりがあるダメージ毛には、しっとり感が合いやすい
縮毛矯正毛5処方適性は高いが、実使用ではやや重さを感じた
カラー毛5しっとり・まとまりを重視するなら扱いやすそう
白髪染め毛5乾燥が強ければメリットを感じやすいが、軽さ重視なら注意
エイジング毛5乾燥が強い髪にはメリットがある一方、髪が細くなっている場合は重さに注意

◎:相性が良さそう / ○:比較的使いやすそう / △:髪質や好みによって注意

処方から見た適性の数字は、「絶対に合う」「必ずおすすめ」という意味ではありません。最終相性は、この数字と実際の使用感を合わせて判断したものです。

縮毛矯正をしている方は、シャンプーだけで仕上がりが決まるわけではありません。この点は縮毛矯正の効果があるシャンプーは嘘?実際はどうなのか徹底解説でも解説しています。

結局、どんな人に合いそう?

乾燥・広がりが強い髪には向きやすく、細毛やベタつきやすい髪は注意したいです。

良かった点

  • 泡立ちが非常に良く、泡が細かい
  • 泡持ちが良い
  • まとまりが強い
  • しっとり感が強い
  • 乾燥・広がりが強い髪では収まりを感じやすそう

気になった点

  • 根元に張り付き感がある
  • 全体としてやや重い
  • 軽さ・サラサラ感は弱い
  • 細毛やベタつきやすい髪には注意が必要
  • 普段から後頭部内側などが乾きにくい方は使用量に注意

総評

BOTANIST ボタニカルシャンプー モイストは、全成分から見た処方評価では、洗浄設計・質感設計・補修保湿設計のいずれも高い評価になりました。実際に使ってみても、泡立ち・泡密度・泡持ちはかなり良く、まとまり・しっとり感も強く出ました。

一方で、根元を中心にすすぎ後からドライ後にかけてやや重さを感じ、サラサラ感は弱めでした。客観スコア69点と美容師としての体感点74点の差は5点で、大きな乖離ではなく、総合評価は71点/100点です。

乾燥が強い髪や広がりやすい髪にはメリットを感じやすい一方、細毛の方やもともとベタつきやすい髪の方は、重さの感じ方に注意した方が良さそうです。おすすめかどうかを一律に決めるのではなく、あなたの髪質や重視したいポイントに合わせて検討してみてください。

向いていそうな人

  • 太毛の方、乾燥が強いくせ毛の方
  • ダメージ毛で乾燥・広がりが気になる方
  • まとまり・しっとり感を重視したい方
  • 甘めの香りが好みの方

注意したい人

  • 細毛の方
  • 普段から頭皮・毛髪がベタつきやすい方
  • 軽い仕上がりを重視したい方
  • 後頭部内側などが乾きにくいと感じる方

【Q&A】BOTANIST ボタニカルシャンプー モイストに関するよくある質問

BOTANIST モイストはどんな髪質に向いていますか?

処方から見た適性では、太毛・くせ毛・ダメージ毛・縮毛矯正毛・カラー毛・白髪染め毛・エイジング毛で高めの評価になっています。実際に使った印象でも、乾燥が強い髪や広がりやすい髪にはメリットを感じやすいという実感がありました。

細毛でも使えますか?

処方から見た適性は4(やや高め)ですが、実際に使った印象では、細毛には重さを感じやすい可能性があります。使用感には個人差があるため、使用量や根元への付け方を調整しながら様子を見ることをおすすめします。

ベタつきやすい髪には重いですか?

今回の使用では、根元にやや張り付き感・重さを感じました。普段から頭皮や毛髪がベタつきやすい方、後頭部内側などが乾きにくい方は、使用量に注意した方が良さそうです。

縮毛矯正やカラー毛にも使えますか?

処方から見た適性はいずれも5(高め)です。実際に使った印象でも、しっとり・まとまりを重視するなら扱いやすそうでしたが、縮毛矯正をしている髪ではやや重さを感じる場面もありました。

香りは強いですか?

香り強さは17項目評価で4という結果でした。アプリコットがやや強めで、甘さのある香りに感じました。シャンプー中はしっかりめに香り、洗った後もほどよく残ります。

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