melt(メルト) ディープ シャンプーを髪質改善のプロがガチレビュー

melt(メルト) ディープ シャンプーを美容師がガチレビュー

ディープってかなり重たく仕上がるんですか?

しっとり感はしっかりあります。ただ重いだけではなくて、広がりや毛先のパサつきを抑えやすいタイプでした。

細い髪でも使いやすそうですか?

今回の使用では、細毛より太毛や乾燥しやすい髪の方が合わせやすそうに感じました。

その理由を、全成分から見た処方と実際の使用感を分けて確認していきます。

melt(メルト) ディープシャンプーを、実際に購入して使ってみました。この記事では、公式の全成分から見た処方評価と、実際に使った感想を、まず別々に紹介します。そのうえで、両者が一致していたのか、それともズレていたのかを、最後に照らし合わせます。

今回のmeltは、洗浄設計・質感設計・補修保湿設計・処方バランスのすべてが5という、かなり厚みのある処方でした。実際に使ってみても、しっとり感・まとまりがしっかり出る結果でしたが、指通りや軽さは中間的な評価にとどまりました。良い点も気になる点も含めてそのままお伝えします。

この記事でわかること
  • 全成分から見た処方の5項目評価
  • 泡立ち・泡質・泡持ちや、しっとり・まとまりの実際の強さ
  • 細毛と太毛での向き不向き、処方と実使用のズレ
目次

この記事の結論

先に結論をお伝えします。

melt(メルト) ディープシャンプーは、全成分から見ると洗浄設計・質感設計・補修保湿設計・処方バランスのすべてが5という、かなり厚みのある処方でした。実際に使ってみても、しっとり感・まとまりがしっかり出る「ディープ」らしい仕上がりで、広がりや毛先のパサつきを抑えやすい結果でした。

一方で、指通り・絡みにくさ・根元の軽さは中間的な評価にとどまり、軽さよりモイスト感とまとまりを優先した使用感です。今回の使用では、細毛より太毛や乾燥しやすい髪の方に合わせやすく感じました。処方と実使用を照らし合わせた総合的な評価は、このあと詳しく紹介します。

商品概要

商品名melt(メルト) ディープシャンプー ポンプ 480mL
ブランドmelt(メルト)
メーカー花王株式会社
香りウォーターリリー&ウッドの香り
商品タイプシャンプー(ディープライン)
通常販売ボトル容量480mL
公式価格(税込)1,848円
併用トリートメントmelt ディープトリートメント 220g(実使用感のみ紹介・成分解析対象外)
成分情報ソースmelt ディープシャンプー公式商品ページ(花王公式通販My Kao Mall)
melt(メルト) ディープ シャンプーの価格・容量・1mL単価まとめ

今回はトライアルパウチ(10mL)を使用してレビューしています。上記の価格・容量は通常販売されているボトルの情報です。公式サイトに掲載の全成分表示をもとに解析しています。

全成分から見た処方評価

全成分をもとに、洗浄設計・質感設計・補修保湿設計・処方バランス・質感補正依存度の5項目を、独自基準で評価した結果です。実際の使用感とは分けて見ています。

\髪型がまだ決まっていなくても大丈夫です/
『自分の髪ならどうしたらいい?』
小さなお悩みからLINEでご相談いただけます。

洗浄設計

主洗浄剤は、ココイルメチルタウリンNa(タウリン系)・ラウリルグルコシド(グルコシド型ノニオン系)・ラウラミドプロピルベタイン(ベタイン系)の3系統です。補助洗浄剤にはカルボン酸系・両性・サルコシン系・ノニオン系など8種が組み合わされています。硫酸系・スルホン酸系の洗浄剤は使われておらず、洗浄力の方向性はやや穏やかです。

スクロールできます
系統成分役割
主洗浄剤ココイルメチルタウリンNa/ラウリルグルコシド/ラウラミドプロピルベタイン洗浄の中心。タウリン系・グルコシド型ノニオン系・ベタイン系の3系統
補助洗浄剤ラウレス-11カルボン酸/ココアンホ酢酸Na/ラウレス-4カルボン酸/ラウロイルサルコシンTEA/ラウレス-16/コカミドプロピルベタイン/コカミドMEA/コカミドメチルMEA刺激の緩和と泡質のサポート(8種)

今回の実使用では泡立ち5・指通り3という結果でした。マイルドな洗浄設計から予想した指通りの良さは、実使用では中間的な評価にとどまっています。このズレは後半の「処方予測と実使用の照合」で詳しく扱います。

質感設計

質感は、カチオンポリマー3種・第三級アミン系コンディショニング剤2種による指通りの補正、擬似セラミド様成分2種・油性成分6種によるエモリエント感、という複数の手段が役割分担して作られています。特にカチオンポリマーの一部や擬似セラミド様成分は、比較的早い表示順(中位前半)に配置されています。

補修・保湿設計

補修成分は、シルク(2種)・ケラチン・コラーゲン・コンキオリンタンパクの5種と種類が豊富で、いずれも比較的早い表示順(中位)に配置されています。保湿成分もアミノ酸10種を中心に、ヒアルロン酸Na・PCA/PCA-Naなど非常に厚く配合されています。

スクロールできます
評価軸評価理由
洗浄設計5マイルド系3系統(タウリン・グルコシド型ノニオン・ベタイン)+補助洗浄剤8種による洗浄力と泡質のバランス
質感設計5カチオンポリマー・第三級アミン・擬似セラミド様成分・油性成分が役割分担し、狙う質感が一貫して読み取れる
補修保湿設計5補修成分5種が中位という早い位置にあり、保湿もアミノ酸10種を中心に非常に厚い
処方バランス5洗浄骨格の完成度が高く、質感設計がその上乗せとして機能している
質感補正依存度4カチオンポリマー・第三級アミン・油性成分による質感補正が強い(今回解析した9商品の中でも高い部類)

処方はどの項目もかなり高いんですね。

そうですね。ただ質感補正依存度も高めなので、後段の補正でしっかり質感を作っているタイプです。次は使用感を見ていきますね。

100点満点評価

このシリーズでは、実使用の17項目評価とは別に、100点満点の総合評価も採用しています。客観スコア(実使用17項目のうち洗浄〜すすぎに関わる項目とドライ後・仕上がりに関わる項目、香り好みから算出)と、美容師としての体感点を、7:3の割合で組み合わせたものです。

総合評価
74点 / 100点
客観スコア 73点
美容師の体感点 77点

泡立ち・泡密度・泡持ちなど泡関連は非常に高評価で、まとまり・しっとり感も良好でした。一方で指通り・根元の軽さ・すすぎ後の解放感は中間的な評価にとどまり、合う髪質をやや選ぶ設計です。そのため総合評価は74点/100点となりました。

評価は、実際の使用レビューと比較検証を重ねながら随時更新しています。

実際に使った感想

ここからは、成分解析を離れて、実際に使った感想です。

香りのアイコン

香り

「ウォーターリリー&ウッドの香り」は、ウッド感がしっかりあり、比較的すっきりした好みの香りでした。シャンプーの香りの強さは程よく、トリートメントの方がやや強めに感じました。

シャンプー液の質感のアイコン

シャンプー液の質感

とろみはしっかりあり、手に出しても流れ落ちにくく扱いやすい液質でした。

泡立ち・泡質のアイコン

泡立ち・泡質

泡立ちは初速からかなり良く、少量でも泡立ちました。泡は高密度でもっちり、弾力も強めです。水分が少ないとやや硬く感じるため、お湯を少し足しながら泡立てると広げやすくなります。泡持ちも非常に良く、洗浄中最後までへたりにくい結果でした。

泡立ち初速から良好・少量でも泡立つ
泡密度高密度・もっちり・弾力強め
泡持ち非常に良い・最後までへたりにくい
洗浄中のアイコン

洗浄中

指通りは大きな問題はありませんが、他商品と比べると若干引っかかりを感じる場面がありました。ロング毛の毛先では、多少絡みを感じる可能性があります。強いきしみはありませんでした。

すすぎ後・張り付き感のアイコン この記事で特に重視しているポイント

すすぎ後・張り付き感

この企画のレビューで特に重視しているのが「張り付き感」です。シャンプーを流したあと、頭皮付近の髪が自由に動かず、少し抵抗が出て張り付くように感じる状態を指します。

meltでは、すすぎ後の張り付き感がやや強め、解放感もやや低めという結果でした。根元の軽さ・髪の動きも中間的で、「軽さより、しっとり・まとまりを優先した仕上がり」という印象です。

トリートメント併用について

ここからは、melt ディープトリートメントを併用した際の感想です。トリートメント自体の成分解析は行っていません(後日のトリートメントまとめ記事で詳しく扱う予定です)。

テクスチャーはやや硬めですが、そんなに気にならず使いやすい感じでした。なじませやすく、すすぎ後も問題ありません。重さは少し重めという印象でした。

ドライ後

乾かした後は、広がりが収まりやすく、毛先のパサつきもまとまりやすい仕上がりでした。しっとり感がしっかりあり、軽さよりまとまりを優先したタイプです。表面のコーティング感も明確に感じられました。

シャンプー使用感まとめ

スクロールできます
香り好み5(とても好み)
香り強さ4(やや強め)
とろみ4(やや強め)
泡立ち5(かなり良い)
泡密度5(高め)
泡持ち5(かなり良い)
指通り3(普通)
絡みにくさ3(普通)
きしみ3(やや感じる)
張り付き感4(やや強め)
すすぎ後の解放感3(普通)
根元の軽さ3(普通)
髪の動き3(普通)
まとまり4(良い)
しっとり感4(中間よりしっとり)
サラサラ感3(普通)
ドライ後総合4(良い)

※香り強さ・とろみ・泡密度・泡持ち・きしみ・張り付き感・しっとり感は「強さ・程度」を表す項目で、数値が高い=良い評価という意味ではありません。

泡立ちや泡持ちがかなり良いんですね。

そうですね。しっとり感・まとまりも良好でした。次は処方の予測と実際の結果を照らし合わせてみますね。

処方予測と実使用は一致したか

ここがこの記事でいちばんお伝えしたいところです。

一致した点

質感補正依存度が高い(4)かつ油性成分6種であることから予想した「重め・しっとり・まとまりが出やすい」仕上がりは、しっとり感4・まとまり4・張り付き感4という実使用結果と一致していました。豊富な補修成分・擬似セラミド様成分から予想した表面のなめらかさ・コーティング感も、実使用の「コーティングされてる感が強い」という言及と一致しています。

ズレた点

主洗浄剤3系統・補助洗浄剤8種がいずれもマイルドな設計であることから、指通り・絡みにくさは強めの高評価になると予想していましたが、実使用では指通り3・絡みにくさ3という中間的な結果でした。「しなやかな手触り」「やわらかな洗い上がり」というメーカー訴求に対しても、実使用は同じく指通り3・絡みにくさ3にとどまっており、悪くはないものの指通りが突出して良いタイプではありませんでした。メーカー訴求と実使用の体感は同一視せず、ズレとして記録します。

処方から見た太毛への適性は3(高くする条件・低くする条件が同時に成立する真の相反)でしたが、実使用では太毛・乾燥毛への好印象という言及がありました。このズレは消さずに記録します。

?

判断保留

太毛・乾燥毛への実際の適性の断定、長期使用時の重さ・蓄積、ブリーチ高損傷毛への適性、頭皮への長期影響、カラー褪色への影響については、今回1回の使用レビューだけでは判断できません。

他のシャンプーとの違い

同じ市販シャンプーガチレビューシリーズの中では、BOTANIST ボタニカルシャンプー モイストのレビュー&honey ディープモイスト シャンプーのレビューが、しっとり・重め寄りという方向性でmeltと近い比較candidateになります。完成度の高さではTHE ANSWER スーパーラメラシャンプーのレビューが、逆に軽さ・サラサラ寄りという方向性ではウォンジョンヨ リペアシャンプー モイストのレビューが対照的な結果になっています。

総合評価THE ANSWER 87点 / ウォンジョンヨ 84点 / melt 74点

数値だけを見るとTHE ANSWERやウォンジョンヨが高く出ていますが、これは完成度・指通り・軽さの方向を重視した結果であり、meltが劣るという意味ではありません。「モイストなのに重くならない」を求めるならウォンジョンヨ、「しっとり・まとまりをしっかり出したい」ならmeltが候補になります。

結局、どんな人に合いそうですか?

しっとり感やまとまりを重視する人、太毛や乾燥しやすい髪の方には合わせやすいと思います。

市販シャンプー全体を同一基準の点数で比較した一覧は、髪質改善シャンプーおすすめ|美容師が実際に使って比較した市販シャンプーと選び方にまとめています。

髪質別の向き・不向き

まず処方から見た適性を数値で示し、そのうえで実際に使った印象も合わせて、最終的な相性を判断しています。

スクロールできます
髪質処方から見た適性最終相性判断理由
細毛3処方上は洗浄力の穏やかさと油性成分の多さが同時に働く真の相反。実使用でも「細毛だと重たすぎるかも」という慎重な言及があり、重く感じる可能性がある
普通毛5処方適性は高いが、実使用の直接の言及は太毛・乾燥毛が中心のため処方適性を軸に判断
太毛3処方上は中間評価だが、今回の使用ではしっとり感とまとまりが太毛・乾燥毛に合わせやすく感じた
くせ毛4保湿・油性のバランスは取れているが、実使用での直接の言及はなく処方適性を軸に判断
ダメージ毛5処方適性が高く、実使用でも「ダメージも矯正もあったり」という好印象の言及がある
縮毛矯正毛5処方適性が高く、実使用でも好印象の言及がある
カラー毛5処方適性は高いが、実使用での直接の言及はない
白髪染め毛5処方適性は高いが、実使用での直接の言及はない
エイジング毛5処方適性は高いが、実使用での直接の言及はない

◎:相性が良さそう / ○:比較的使いやすそう / △:髪質や好みによって注意

処方から見た適性の数字は、「絶対に合う」「必ずおすすめ」という意味ではありません。最終相性は、この数字と実際の使用感を合わせて判断したものです。

良かった点

  • 泡立ち・泡密度・泡持ちが非常に良い
  • しっとり感・まとまりがしっかりある
  • 広がり・毛先のパサつきが収まりやすい
  • 表面のコーティング感が明確
  • 洗浄設計がマイルド

気になった点

  • 指通り・絡みにくさは中間的
  • 根元の軽さ・すすぎ後の解放感は控えめ
  • 泡がやや固く、水分が少ないと広がりにくい
  • 細毛では重く感じる可能性がある

総評

melt(メルト) ディープシャンプーは、全成分から見ると洗浄設計・質感設計・補修保湿設計・処方バランスのすべてが5という、かなり厚みのある処方でした。実際に使ってみても、泡立ち5・泡密度5・泡持ち5と泡関連が非常に高評価で、しっとり感4・まとまり4としっかり「ディープ」らしい仕上がりでした。

一方で、指通り3・絡みにくさ3・根元の軽さ3と中間的な評価が多く、軽さよりモイスト感とまとまりを優先した使用感です。客観スコア73点と美容師としての体感点77点の差は+4点で、総合評価は74点/100点でした。今回の使用では、細毛より太毛や乾燥しやすい髪の方に合わせやすく感じています。

しっとり感・まとまりを重視する方や、太毛・乾燥しやすい髪の方には合わせやすいシャンプーです。根元の軽さやサラサラ感を最優先したい方は、使用感を見ながら検討してみてください。

向いている人

  • しっとり感・まとまりを重視する人
  • 太毛・乾燥しやすい髪の方
  • 広がりやすい髪・毛先のパサつきが気になる人
  • ダメージ毛・縮毛矯正毛の方

向いていない可能性がある人

  • 細毛・軟毛の方(重く感じる可能性)
  • 根元の軽さを最優先したい方
  • サラサラ・ふんわり仕上げたい方
  • 重めのコーティング感が苦手な方

【Q&A】melt(メルト) ディープ シャンプーに関するよくある質問

melt ディープ シャンプーは重い?

処方上も質感補正依存度4と質感を作る手段が豊富で、実使用でもしっとり感4・まとまり4・張り付き感4と、しっかりモイスト感が出る結果でした。軽さよりまとまりを優先したタイプです。

細毛でも使える?

処方から見た適性は3(真の相反)です。実使用でも「細毛だと重たすぎるかも」という言及があり、細毛・軟毛の方は重く感じる可能性があります。

太毛・乾燥毛に向いている?

処方上は中間評価(3)ですが、今回の使用ではしっとり感とまとまりが太毛・乾燥毛に合わせやすく感じました。処方適性と実使用の印象にはズレがあるため、断定はせず参考としてお伝えしています。

ダメージ毛・縮毛矯正毛に向いている?

処方から見た適性はいずれも5と高く、実使用でも好印象の言及がありました。補修成分・保湿成分が厚く配合されている処方です。

トリートメントとセットで使うとどう?

トリートメントはやや硬めのテクスチャーですが、なじませやすく、すすぎも問題ありません。ドライ後もしっとり寄りで、シャンプーのモイスト感をさらに補強する印象でした。トリートメント自体の成分解析は今回行っていません。

\髪型がまだ決まっていなくても大丈夫です/
『自分の髪ならどうしたらいい?』
小さなお悩みからLINEでご相談いただけます。

いつでも見れるように保存する!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次