ウォンジョンヨ リペアシャンプー モイストを髪質改善のプロがガチレビュー

ウォンジョンヨ リペアシャンプー モイストを美容師がガチレビュー

モイストって聞くと、重たく仕上がりそうなイメージがあります。

実際に使うと、しっとり一辺倒ではなく、サラサラ感や軽さもかなり感じやすい仕上がりでした。

なぜそう感じたのか、全成分から見た処方と実際の使用感を分けて見ていきます。

ウォンジョンヨ リペアシャンプー モイストを、実際に購入して使ってみました。この記事では、公式の全成分から見た処方評価と、実際に使った感想を、まず別々に紹介します。そのうえで、両者が一致していたのか、それともズレていたのかを、最後に照らし合わせます。

今回のウォンジョンヨは、正式17項目のほとんどが高評価という完成度の高さが目立ちました。一方で、「モイスト」という商品名に対して実際の仕上がりはしっとりよりもサラサラ・軽さ寄りで、成分から見た質感設計はシンプルな部類です。この処方と実使用のギャップも含めて、良い点も気になる点もそのままお伝えします。

この記事でわかること
  • 全成分から見た処方の5項目評価
  • 実際に使った泡・指通り・すすぎ後・仕上がりの感想
  • 「モイスト」なのにサラサラ・軽く仕上がった理由と、処方とのズレ
目次

この記事の結論

先に結論をお伝えします。

ウォンジョンヨ リペアシャンプー モイストは、正式17項目のほとんどが4〜5と高評価で、指通り・泡持ち・根元の軽さ・髪の動きなど、実使用の満足度が高い結果でした。「モイスト」という商品名に対して、実際の仕上がりはしっとりよりもサラサラ・軽さ寄りです。

全成分から見ると、洗浄設計は5とマイルドで完成度が高い一方、質感を作る成分はカチオンポリマー2種のみとシンプルです。それでも実使用では「油膜で重くした感じではないコーティング感」という具体的な感想があり、この処方とのズレは記事内で詳しく扱います。

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商品概要

商品名ウォンジョンヨ リペアシャンプー モイスト
ブランドWonjungyo(ウォンジョンヨ)
メーカー株式会社Rainmakers
香りスパークリングペアーの香り
商品タイプシャンプー(リペア・モイストライン)
通常販売ボトル容量350mL
公式価格(税込)1,650円
併用トリートメントウォンジョンヨ リペアトリートメント モイスト(実使用感のみ紹介・成分解析対象外)
成分情報ソースウォンジョンヨ リペアシャンプー モイスト公式商品ページ(ブランド公式サイト)

今回はトライアルパウチ(10mL)を使用してレビューしています。上記の価格・容量は通常販売されているボトルの情報です。公式サイトに掲載の全成分表示をもとに解析しています。

ウォンジョンヨ リペアシャンプー モイストの価格・容量・1mL単価まとめ

全成分から見た処方評価

全成分をもとに、洗浄設計・質感設計・補修保湿設計・処方バランス・質感補正依存度の5項目を、独自基準で評価した結果です。実際の使用感とは分けて見ています。

洗浄設計

主洗浄剤は、ココイルグルタミン酸TEA(アミノ酸系)・コカミドプロピルベタイン(ベタイン系)・コカミドメチルMEA(ノニオン系)の3系統です。補助洗浄剤にはタウリン系・グルコシド型ノニオン系・スルタイン系の3種が組み合わされています。硫酸系・スルホン酸系の洗浄剤は使われておらず、洗浄力の方向性はやや穏やかです。

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系統成分役割
主洗浄剤ココイルグルタミン酸TEA/コカミドプロピルベタイン/コカミドメチルMEA洗浄の中心。アミノ酸系・ベタイン系・ノニオン系の3系統
補助洗浄剤ココイルメチルタウリンNa/(カプリリル/カプリル)グルコシド/ラウリルヒドロキシスルタイン刺激の緩和と泡質のサポート

今回の実使用では指通り5・きしみ2という結果で、マイルドな洗浄設計と方向性が一致していました。

質感設計

質感を作る成分は、カチオンポリマー2種(ポリクオタニウム-10・ポリクオタニウム-50)のみに限定されています。油性成分・シリコーン・皮膜形成成分は、今回確認した全成分には含まれていませんでした。質感を作る手段としてはシンプルな構成です。

実使用では「油膜で重くした感じではないが、表面がしっかり整えられているような感覚」というコーティング感の言及がありました。カチオンポリマー2種に、補修成分(アミノエチルチオコハク酸ジアンモニウム・加水分解ケラチン・加水分解ウールキューティクルタンパク)が組み合わさった結果として、こうした感覚につながっている可能性がありますが、特定の1成分だけが原因とは言い切れません。

補修・保湿設計

補修成分は、加水分解ケラチン(カシミヤヤギ)・加水分解ウールキューティクルタンパク・アミノエチルチオコハク酸ジアンモニウムの3種で、系統の異なる組み合わせです。保湿成分はグリセリン・BG・ジヒドロキシプロピルアルギニンHClの3種程度で、他商品と比べると控えめです。

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評価軸評価理由
洗浄設計5マイルド系3系統(アミノ酸・ベタイン・ノニオン)を組み合わせた洗浄力と泡質のバランス
質感設計2質感を作る手段がカチオンポリマー2種のみに限定されている
補修保湿設計4系統の異なる補修成分3種を配合。いずれも表示順は下位
処方バランス4洗浄と質感の方向は一致し過剰な補正はないが、質感側の作り込み自体が手薄
質感補正依存度1後段の質感補正への依存が少ない骨格(今回解析した商品の中でも最も低い部類)

質感を作る成分はカチオンポリマー2種だけなんですね。

そうです。ただ実際に使うと、後段の補正が少ない分、重さが出にくい仕上がりになっていました。次は使用感を見ていきますね。

100点満点評価

このシリーズでは、実使用の17項目評価とは別に、100点満点の総合評価も採用しています。客観スコア(実使用17項目のうち洗浄〜すすぎに関わる項目とドライ後・仕上がりに関わる項目、香り好みから算出)と、美容師としての体感点を、7:3の割合で組み合わせたものです。

総合評価
84点 / 100点
客観スコア 86点
美容師の体感点 80点

客観スコアと美容師としての体感点には6点の差があります。処方・数値上の完成度に対して、「モイスト」という商品名への期待と実際の仕上がり(しっとり感2・サラサラ感4)とのギャップ、質感設計が控えめな点などが影響した可能性がありますが、断定はできません。

評価は、実際の使用レビューと比較検証を重ねながら随時更新しています。

実際に使った感想

ここからは、成分解析を離れて、実際に使った感想です。

香りのアイコン

香り

「スパークリングペアーの香り」は、比較的すっきりした香水系の印象でした。シャンプーの香りの強さは程よく、好印象でした。トリートメントは香りがやや強く感じました。

シャンプー液の質感のアイコン

シャンプー液の質感

とろみはやや強めで、水っぽすぎず扱いやすい液質でした。

泡立ち・泡質のアイコン

泡立ち・泡質

泡立ちの初速はやや穏やかでしたが、最終的には十分に泡立ちました。泡密度はもっちりというよりクリーミーな印象で、泡持ちも良好でした。

泡立ち初速は穏やか、最終的には良好
泡密度クリーミーで高め
泡持ち良好
洗浄中のアイコン

洗浄中

指通りは良好で、絡みも少なく、きしみもほとんど感じませんでした。洗い心地も良好でした。

すすぎ後・張り付き感のアイコン この記事で特に重視しているポイント

すすぎ後・張り付き感

この企画のレビューで特に重視しているのが「張り付き感」です。シャンプーを流したあと、頭皮付近の髪が自由に動かず、少し抵抗が出て張り付くように感じる状態を指します。

ウォンジョンヨでは、すすぎ後の張り付き感が少なく、解放感も高いという結果でした。根元の軽さ・髪の動きも良好で、「モイスト」という商品名に対して、すすぎ後の重さが残りにくい仕上がりでした。

トリートメント併用について

ここからは、ウォンジョンヨ リペアトリートメント モイストを併用した際の感想です。トリートメント自体の成分解析は行っていません(後日のトリートメントまとめ記事で詳しく扱う予定です)。

濃いクリーム状で濃厚感はありますが、ベタつきにくい質感でした。香りはシャンプーよりやや強めに感じました。

ハイダメージには物足りない可能性がありますが、ミドルダメージ程度までなら合わせやすく、熱ダメージにも良さそうという印象でした。これは実使用上の印象であり、断定するものではありません。

ドライ後

乾かした後は、嫌な重さがなく、良い質感に感じました。「モイスト」という商品名に対して、しっとりよりはサラサラタイプの仕上がりです。感覚的には、油で無理に重くコーティングされたのではなく、表面をしっかり整えてもらっているような感覚がありました。

シャンプー使用感まとめ

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香り好み5(とても好み)
香り強さ4(やや強め)
とろみ4(やや強め)
泡立ち4(良い)
泡密度5(高め)
泡持ち5(かなり良い)
指通り5(かなり良い)
絡みにくさ5(かなり良い)
きしみ2(弱め)
張り付き感2(弱め)
すすぎ後の解放感5(かなり良い)
根元の軽さ5(かなり良い)
髪の動き5(かなり良い)
まとまり3(普通)
しっとり感2(弱め)
サラサラ感4(良い)
ドライ後総合4(良い)

※香り強さ・とろみ・泡密度・泡持ち・きしみ・張り付き感・しっとり感は「強さ・程度」を表す項目で、数値が高い=良い評価という意味ではありません。

ほとんどの項目が高評価なんですね。

そうですね。しっとり感だけは控えめで、モイストというよりサラサラ・軽さが印象的でした。次は処方の予測と実際の結果を照らし合わせてみますね。

処方予測と実使用は一致したか

ここがこの記事でいちばんお伝えしたいところです。

一致した点

質感補正依存度が最も低いクラス(1)かつ油性成分が0種であることから予想した「重さが出にくい軽い仕上がり」は、根元の軽さ5・髪の動き5・サラサラ感4という実使用結果と一致していました。マイルドな洗浄設計から予想した指通りの良さ・きしみにくさも、指通り5・きしみ2という結果と一致しています。

ズレた点

処方上は質感を作る手段がカチオンポリマー2種のみとシンプル(質感設計2)であるにもかかわらず、実使用では「油膜で重くした感じではないが、表面がしっかり整えられているような感覚」という具体的なコーティング感の言及がありました。カチオンポリマーと補修成分の組み合わせによるものと考えられますが、特定の1成分に原因を断定していません。

処方から見た太毛への適性は1(低め)ですが、実使用では「結構幅広く向くんじゃないか」という太毛を含む印象がありました。方向が異なるため、機械判定を実使用の印象で上書きせず、このズレは消さずに記録します。

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判断保留

「モイスト」という商品名に対し実使用がサラサラ寄りだった設計意図、ハイダメージ・ブリーチ毛への実際の適性、皮脂が多い場合の実際の泡立ち、長期使用時の重さ・蓄積については、今回1回の使用レビューだけでは判断できません。

他のシャンプーとの違い

同じ市販シャンプーガチレビューシリーズのTHE ANSWER スーパーラメラシャンプーのレビューululis Premium ウォーターコンク ブラックセラム シャンプーのレビューMEMEME モイストブースト シャンプーのレビューと比べると、ウォンジョンヨは「モイストという名前でありながら、実際はサラサラ・軽さ寄りに仕上がる」という点で独自のポジションにあります。処方の完成度ではTHE ANSWERやululisが、軽さではMEMEMEが近い方向性を持ちますが、正式17項目のほとんどが高評価というバランスの良さはウォンジョンヨの特徴です。

総合評価THE ANSWER 87点 / ululis Premium 87点 / MEMEME 70点 / ウォンジョンヨ 84点

数値だけを見るとTHE ANSWERとululisがやや高く出ていますが、これは完成度・指通り・補修保湿設計を重視した結果であり、ウォンジョンヨが劣るという意味ではありません。「モイストなのに重くならない」というバランスを重視するなら、ウォンジョンヨも十分候補になります。

結局、どんな人に合いそうですか?

重すぎる仕上がりが苦手な人や、指通り・軽さを重視する人には合わせやすいと思います。

市販シャンプー全体を同一基準の点数で比較した一覧は、髪質改善シャンプーおすすめ|美容師が実際に使って比較した市販シャンプーと選び方にまとめています。

髪質別の向き・不向き

まず処方から見た適性を数値で示し、そのうえで実際に使った印象も合わせて、最終的な相性を判断しています。

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髪質処方から見た適性最終相性判断理由
細毛5実使用でも「幅広く向く」という印象の中に細毛が含まれており、根元の軽さ5・髪の動き5・サラサラ感4とも一致
普通毛5処方適性が高く、実使用でも幅広く向くという印象と一致
太毛1洗浄力が穏やかすぎる・質感成分が薄いという処方上の条件が重なり低め。実使用では太毛を含め幅広く向くという印象があったが、処方適性とは方向が異なるためズレとして扱う
くせ毛3処方上は高くする条件・低くする条件のどちらにも該当しない中立。実使用での直接の言及はない
ダメージ毛3実使用では「ミドルダメージ程度までなら良さそう、ハイダメージは物足りない可能性」という言及があり、ロー〜ミドルダメージ向けと判断
縮毛矯正毛4処方適性はやや高めだが、実使用での直接の言及はない
カラー毛5処方適性が高く、実使用でも幅広く向くという印象の中にカラー毛が含まれる
白髪染め毛4処方適性はやや高めだが、実使用での直接の言及はない
エイジング毛5処方適性は高いが、実使用での直接の言及はない

◎:相性が良さそう / ○:比較的使いやすそう / △:髪質や好みによって注意

処方から見た適性の数字は、「絶対に合う」「必ずおすすめ」という意味ではありません。最終相性は、この数字と実際の使用感を合わせて判断したものです。

良かった点

  • 正式17項目のほとんどが4〜5の高評価
  • 主洗浄剤・補助洗浄剤ともマイルドな系統
  • 指通り・絡みにくさ・すすぎ後の解放感が良い
  • 根元の軽さ・髪の動きが良い
  • 油膜感のないコーティング感

気になった点

  • 質感を作る成分がカチオンポリマー2種のみ
  • しっとり感は商品名に対して控えめ
  • 客観スコアと体感点に6点の差がある
  • トリートメントはハイダメージにやや物足りない可能性

総評

ウォンジョンヨ リペアシャンプー モイストは、正式17項目のほとんどが4〜5と高く、実使用の満足度が高い結果でした。全成分から見ても洗浄設計5とマイルドで、完成度の高い骨格を持っています。

一方で、質感を作る成分はカチオンポリマー2種のみとシンプルで、しっとり感は2と「モイスト」という商品名に対しては控えめでした。客観スコア86点と美容師としての体感点80点の差は6点で、完成度の高さに対して体感がやや控えめという結果です。総合評価は84点/100点です。

重すぎる仕上がりが苦手な方や、指通り・軽さを重視する方には合わせやすいシャンプーです。強いしっとり感を求める方や、ハイダメージ・ブリーチ毛の方は、使用感を見ながら検討してみてください。

向いている人

  • サラサラ感を重視する人
  • モイスト系でも重さを避けたい人
  • 細毛・普通毛・カラー毛の方
  • 熱ダメージが気になる人
  • 根元の軽さ・指通りを重視する人

向いていない可能性がある人

  • 強いしっとり感を求める人
  • ハイダメージ毛・ブリーチ高損傷毛の方
  • 太く硬い髪で濃厚なまとまりを最優先したい方
  • 皮脂やスタイリング剤が多く予洗いが不十分な方(予洗いを丁寧にすると使いやすくなる可能性があります)

【Q&A】ウォンジョンヨ リペアシャンプー モイストに関するよくある質問

ウォンジョンヨ リペアシャンプー モイストは重い仕上がりになりますか?

処方から見ると質感を作る成分はシンプルで、実際に使った印象でも根元の軽さ5・髪の動き5・サラサラ感4と、重くなりにくい結果でした。「モイスト」という商品名に対して、実際はサラサラ・軽さ寄りの仕上がりです。

細毛でも使えますか?

処方から見た適性は5(高め)で、実使用でも幅広く向くという印象の中に細毛が含まれています。重さが出にくい設計のため、細毛の方にも合わせやすいと考えられます。

ダメージ毛に向いていますか?

処方から見た適性は3です。実使用では「ミドルダメージ程度までなら良さそう、ハイダメージは物足りない可能性がある」という印象があり、ロー〜ミドルダメージ向けと考えられます。

カラー毛・縮毛矯正毛でも使えますか?

カラー毛は処方適性5と高く、実使用でも幅広く向くという印象に含まれています。縮毛矯正毛は処方適性4で、実使用での直接の言及はありませんが、洗浄力が穏やかな設計のため合わせやすいと考えられます。

トリートメントとセットで使うとどうですか?

トリートメントは濃厚なクリーム状ですがベタつきにくく、ドライ後はサラサラ寄りの質感でした。ハイダメージにはやや物足りない可能性がありますが、ミドルダメージ程度までなら合わせやすく、熱ダメージにも良さそうという印象でした。トリートメント自体の成分解析は今回行っていません。

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