白髪染めは暗くなる?明るく自然に染める方法を美容師が解説

白髪は染めたいけれど暗くしたくない方へ。白髪染めで明るく自然に染める方法を美容師が解説

白髪は染めたいのですが、暗くなるのは避けたいんです。

Ponoスタッフ

白髪を染めることと、髪を暗くすることは分けて考えられますよ。

白髪が気になり始めてから、カラーのたびに髪が暗くなっていく。そう感じている方は少なくありません。

結論から言うと、白髪を染めながら明るさを残すことはできます。ただし、その方法は全員同じではありません。

白髪染めを使う方法もあれば、使わない方法もあります。必要な部分にだけ白髪染めを使い、残りはおしゃれ染めで染めるという組み合わせ方もあります。

この記事では、白髪染めで髪が暗く見えていく理由と、明るさを保ちながら染めるための考え方を整理します。

この記事でわかること
  • 白髪染めで髪が暗く見えていく主な理由
  • 白髪があっても明るく染める3つの方法
  • 白髪染めとおしゃれ染めを組み合わせるという選択肢
  • 染め方を決めるときに見ている8つのこと
  • 一度暗くなった髪を明るくするときの注意点
目次

白髪染めをすると暗くなるのはなぜ?

白髪染めって、どうしても暗くなるものなんですか?

Ponoスタッフ

白髪染めの染料の濃さと、毎回同じ塗り方を繰り返すことが重なって暗くなっている場合が多いです。

白髪染めは、色素をほとんど持たない白い髪にも色を入れる必要があります。そのため、白髪を染めることを前提にしないカラー(おしゃれ染め)に比べて、染料が多めに設計されているのが一般的です。

この「染料が多い」という性質が、次の3つと重なると、髪が暗く見えていきます。

理由1|しっかり隠すことを優先すると、暗めの設定になりやすい

白髪はもともとの色素がほとんどないため、しっかり隠そうとするほど多くの染料が必要になります。染料が多いほど色は濃く入るので、「しっかり隠したい」と「明るくしたい」は方向が逆になりやすいのです。

そのため、白髪を隠したい気持ちが強いほど、色の設定は暗いほうへ寄っていきます。これは自然な流れですが、続けていくうちに「思っていたより暗い」と感じる原因にもなります。

理由2|濃い色を繰り返すと、毛先に色が積み重なる

根元の新しく伸びた部分には、まだ色が入っていません。一方で、中間から毛先にはすでに前回までの色が残っています。

ここに毎回同じ薬剤を全体へ塗ると、すでに色が入っている部分にさらに色が重なります。これが繰り返されると、毛先ほど色が濃く沈み、黒っぽく見えるまで暗くなることもあります。

毎回毛先まで染めると毛先に色が積み重なっていく様子を示した図
毎回毛先まで染めると、毛先に色が積み重なっていきます

ご自宅では根元だけを正確に塗り分けるのが難しく、すでに染まっている毛先にも薬剤が重なりやすくなります。そのため、セルフカラーを繰り返している方では毛先が暗くなっているケースもよく見られます。市販品が悪いということではありません。

理由3|傷んだ部分は色が入りやすい

ダメージが進んだ部分は、染料が内部に入り込みやすくなっています。毛先だけ濃く染まって暗く沈んで見えるのは、この影響であることもあります。

白髪染めは白髪をカバーするために染料が濃い傾向があります。そこに、すでに染まっている毛先へ濃い色を繰り返し重ねることが加わると、必要以上に暗く見えやすくなります。

薬剤の性質と塗り方の両方が関わっているので、塗る場所ごとに薬剤を分けられれば、明るさを残す余地が出てきます。

重ねることが髪の状態にどう関わるのかは、白髪染めを繰り返すと髪は傷む?で解説しています。

白髪があっても明るいカラーはできる

白髪があっても、明るくできるんですね。

Ponoスタッフ

できます。ただ、どの方法が合うかは髪の状態によって変わります。

白髪があっても明るく染める方法は、大きく3つに分かれます。

スクロールできます
方法向いている場合気をつけたいこと
1. 白髪染めで
明るく染める
白髪が全体に散らばっている/しっかり隠したい明るくするほど、白髪はやや明るく残りやすい
2. おしゃれ染めで
なじませる
白髪がまだ少ない/ぼかす程度でよいしっかり隠したい方には物足りなく感じることがある
3. 両方を
組み合わせる
白髪の量や位置に偏りがある/明るさも隠れ具合も両立したいどこにどの薬剤を使うか、塗り分けの設計が必要

1. 白髪染めを使いながら明るく染める

白髪染めにも明るさの幅があります。暗い色しか選べないわけではありません。

ただし明るい白髪染めを選ぶと、白髪はまわりの髪と完全に同じ色にはならず、少し明るく残ることがあります。これを「自然な立体感」と感じる方もいれば、「染まりが甘い」と感じる方もいます。

感じ方は人によって違うので、どこまで隠したいのかを事前にすり合わせておくことが大切です。

2. 白髪染めを使わず、おしゃれ染めでなじませる

白髪の量がまだ少ない段階では、おしゃれ染めだけでも十分になじむことがあります。

白髪は染まりきらずに明るく残りますが、それが細い筋のように見えて、かえって自然に見える場合があります。ハイライトを組み合わせて、白髪を目立たせにくくする方法もあります。

一方で、白髪が増えてくると、なじみきらず「染め残し」に見えることもあります。ただし、白髪が多くても「しっかり隠すより自然になじませたい」というご希望であれば、この方法が合うこともあります。ここでも、量だけで決まるわけではありません。

白髪染めを使わずに染める方法については、白髪染めを使わずに白髪は染められる?で、おしゃれ染め以外の選択肢もあわせて解説しています。

3. 白髪染めとおしゃれ染めを組み合わせる

この記事でいちばんお伝えしたいのが、この方法です。

髪全体を一種類の薬剤で染めなければいけない決まりはありません。

  • 白髪が多い部分だけ白髪染めを使う
  • 白髪が少ない部分はおしゃれ染めでなじませる
  • 根元は白髪染め、毛先はおしゃれ染めにする
  • 分け目や顔まわりなど、目立つ場所にだけ白髪染めを使う

白髪は生えてくる場所に偏りがあることが多く、分け目・顔まわり・こめかみに集中している方は珍しくありません。その場合、全体を同じ濃さで染める必要はないことがほとんどです。

場所ごとに薬剤を変えることで、「隠したいところは隠す」と「暗くしたくないところは暗くしない」を同時に成立させやすくなります。

組み合わせ方には、薬剤を混ぜる・場所ごとに使い分ける・薬剤の中身を調整するという違いがあります。それぞれの考え方は白髪染めとおしゃれ染めの違いで解説しています。

全部を同じ薬剤で染めなくてもいいんですね。

どの方法が合うかは白髪の量だけでは決まらない

「白髪が何割だからこの方法」という決め方はしていません。実際には、次の8つを合わせて判断します。

  1. 白髪の量
  2. 白髪が生えている位置
  3. 現在の髪色
  4. 希望する明るさ
  5. 希望する色味
  6. 過去のカラー履歴
  7. 髪のダメージ状態
  8. 今後どんなカラーをしていきたいか

このうち見落とされやすいのが、6・7・8の3つです。

過去のカラー履歴は、今の髪に何が入っているかを教えてくれます。ダメージ状態は、どこまで明るくするかを判断する重要な材料になります。そして「今後どうしたいか」は、今日使う薬剤そのものを変えます。

「白髪があるから白髪染めをする」のではなく、これからどんな髪色にしていきたいかから染め方を決める。これがPonoの考え方です。

たとえば「いずれ白髪をぼかす方向へ切り替えたい」という希望があるなら、今日から毛先に濃い色を重ねない設計にしておいたほうが、切り替えはずっと楽になります。反対に「当分はしっかり隠したい」なら、無理に明るくしないほうがきれいに見えることもあります。

今日きれいに染まるかどうかだけでなく、半年後・1年後の髪色まで考えて薬剤を決める。遠回りに見えますが、結果的にいちばん近道になることが多いと感じています。

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写真やこれまでのカラー履歴をもとに、LINEでお気軽にご相談いただけます。

一度暗くなった白髪染めを明るくするときは注意が必要

もう暗くなってしまった髪も、明るくできますか?

Ponoスタッフ

できることもありますが、1回では難しい場合があります。

ここは、2つを分けて考える必要があります。

  • 新しく伸びてきた、まだ染めていない髪を明るく染める
  • すでに暗い色が入っている髪を明るくする

前者は比較的コントロールしやすく、明るさの調整もしやすい部分です。

難しいのは後者です。すでに入っている人工的な色素は、明るい薬剤を重ねただけでは思ったほど抜けないことがあります。白髪染めは染料が多いぶん、色が残りやすい傾向があります。

「明るい薬剤を使えば明るくなる」とは限りません。一度で無理に明るくしようとすると、髪への負担が大きくなり、色ムラや赤みが残ることもあります。

そのため、次のような進め方をすることがあります。

  • 数回に分けて、少しずつ明るくしていく
  • 根元・中間・毛先で薬剤を変える
  • 毛先に色を足すのを一度止めて、伸びてくる部分から明るさをつくっていく
  • 今回は明るくせず、髪の状態を整えることを優先する

どれを選ぶかは、今のダメージの状態と、これまでの施術履歴(カラー・ブリーチ・縮毛矯正など)を見て決めます。Ponoでは、その日の見た目のために髪の負担を大きくする選択はしません。時間をかけたほうがきれいになると判断すれば、そのようにお伝えしています。

40代以降も、白髪を隠すだけのカラーにしなくていい

白髪が増えたら、ずっと暗い色で染め続けるしかないと思っていました。

Ponoスタッフ

そのときの髪の状態やご希望に合わせて、染め方のほうを変えていけます。

白髪は少しずつ増えていきます。ただ、変わっていくのは量だけではありません。

白髪の量や生えている場所、どこまで隠したいかが変われば、合う染め方も変わります。以前と同じ方法を続けるのではなく、そのときの状態や希望に合わせて染め方を見直していくことができます。

どのタイミングで、何を見て染め方を見直していくのかは、40代で白髪が増えてもカラーは楽しめるでくわしく解説しています。

白髪が増えたからカラーを楽しめなくなる、ということではありません。染め方を変えていけば、明るさや色味を選ぶ楽しさは続けられます。

ただし、髪は年齢とともに細くなったり、うねりが出たり、ツヤが落ちたりもします。明るさだけを追いかけると、パサつきが目立ちやすくなることもあります。明るさ・色味・髪の状態のバランスを取ることが、40代以降のカラーでは大切になります。

Ponoでは白髪染めを使うかどうかから一緒に考えます

Ponoは、髪質改善と縮毛矯正を主軸にしている美容室です。カラーも「今日染めること」ではなく、髪を長く良い状態で保ちながら、その中で色を楽しんでいただくことを前提に設計しています。

ですから、白髪染めをやめることが正解でも、使うことが正解でもないと考えています。

  • 必要なら白髪染めを使う
  • 必要がなければ使わない
  • 必要な部分にだけ使う

見ているのは白髪の状態だけではありません。今の髪質やダメージ、これから予定している施術まで含めて、カラーを設計します。

また、白髪染めは伸びてきた根元を染めるため、頭皮の近くから薬剤を塗ることが多い施術です。繰り返すうちに頭皮への負担が気になるという声もあるため、Ponoではカラーのあとに酸リンス(髪に残ったアルカリを中和するもの)を使い、施術後にできるだけ負担を残さないようにしています。

カラーと髪質改善を両立させたい方は、髪質改善カラーとは?メリット・デメリット・費用までぜんぶわかる完全ガイドもあわせてご覧ください。

まとめ

  • 白髪染めが必ず髪を暗くするわけではない
  • 暗く見えていくのは、白髪染めの染料が濃いことと、毛先に色を重ね続けることが重なるため
  • 明るく染める方法は3つ。白髪染めとおしゃれ染めを組み合わせる方法もある
  • どの方法が合うかは、白髪の量だけでなく8つの要素で決まる
  • すでに暗くなった髪を明るくするときは、回数を分ける前提で考える

あなたにどの方法が合うのかは、髪を見てみないと分かりません。ただ、今の髪の写真とこれまでのカラー履歴が分かれば、方向性はかなり絞り込めます。迷っている段階でご相談いただいて大丈夫です。

施術内容や料金はメニュー詳細と料金のページからご覧いただけます。

ご相談・ご予約はPono各店で承っています。メニューや空き状況を見て予約したい方はホットペッパービューティーから、自分にどの方法が合うか相談したい方はLINEから、下のボタンでお近くの店舗をお選びください。

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