白髪染めを使わずに白髪は染められる?選択肢を美容師が解説

白髪染めに抵抗がある方へ。おしゃれ染め・ぼかし・部分併用まで、白髪染めを使わない選択肢を美容師が解説

白髪が出てきたのですが、いわゆる白髪染めはまだ使いたくないんです。

Ponoスタッフ

白髪染めを使わずに白髪をなじませる方法もあります。ただ、白髪染めと同じ染まり方にはなりません。

白髪が見え始めたとき、「もう白髪染めにするしかないのかな」と感じる方は多いと思います。一度始めたら戻れない気がする、という声もよく聞きます。

結論から言うと、白髪染めを使わずに白髪をなじませることはできます。ただし、白髪染めと同じように隠れるわけではありません。

ここを混ぜて考えると、「思っていたのと違う」という結果になりやすいところです。この記事では、白髪染めを使わない場合に何がどこまでできるのかを、できるだけ正直に整理します。

この記事でわかること
  • 「白髪が染まる」には3つの段階があること
  • 白髪染めを使わない場合の選択肢と、薬剤を調整してなじませる考え方
  • それでも白髪染めが向いているケース
  • 選び方が白髪の量だけでは決まらない理由
  • 使わない方法を選ぶときに知っておきたいこと
目次

白髪染めを使わずに白髪は染められる?

できます。ただし、その前に整理しておきたいことがあります。

「白髪が染まる」という言葉は、実はいくつかの違う状態をまとめて指しています。ここが曖昧なまま話が進むと、仕上がりのイメージがずれます。

「染まる」には3つの段階がある

スクロールできます
状態見え方主に使うもの
① しっかり
カバーする
白髪が周りの髪とほぼ同じ色になり、白い筋が見えなくなる白髪染め
② 薄く色を入れて
なじませる
白髪に色は入るが完全には染まらず、明るい筋として残るおしゃれ染め
③ 明るさの差を
小さくする
白髪自体は残るが、周りとの明暗差が減って目立ちにくくなるハイライトなど

白髪染めを使わない方法で目指せるのは、②と③です。①は白髪染めの役割になります。

白髪のカバー度合いによる見え方の違いを3段階で比べた図
同じ「染まる」でも、白髪の見え方は変わります

おしゃれ染めで白髪染めと同じカバー力は出せません。おしゃれ染めは白髪を染めることを前提にしていないため、色は入っても周りの髪と同じ濃さにはならず、白髪は明るく残ります。

この「明るく残る」を、自然な立体感と感じるか、染め残しと感じるか。ここで評価が分かれます。だからこそ、白髪の量よりも先に「どこまで隠したいか」を確認します。

ひとくちに染まると言っても、同じ意味ではないんですね。

白髪染めを使わない場合の選択肢

白髪染めを使わずに白髪と付き合う方法は、大きく次の3つです。どれが優れているという順番ではありません。あわせて、補足としてもう1つの考え方もお伝えします。

1. おしゃれ染めでなじませる

いつも通りのカラーを続けながら、白髪にも薄く色を入れる方法です。白髪は完全には染まらず明るく残りますが、それが細い筋のように見えて自然に見える場合があります。

白髪部分だけ、狙った色味とは違う出方をすることもあります。たとえば全体をアッシュ系にしても、白髪部分は色が薄く入るぶん明るく浮いて見える、といった具合です。

ただし、おしゃれ染めなら毎回同じ仕上がりになる、というわけでもありません。Ponoでは加減法——美容師側で薬剤の配合や明るさ・色味を調整する方法——を使って、白髪の出方に合わせて調整していきます。

目指すのは、白髪を完全に隠すことではなく、周りの髪となじませて、白髪が浮いて見えにくい状態にすることです。同じ「おしゃれ染めでなじませる」でも、この調整があるかどうかで見え方は変わります。

加減法をふくめ、白髪染めとおしゃれ染めをどう組み合わせるかは、白髪染めとおしゃれ染めの違いでくわしく整理しています。

2. ハイライトで明るさの差を小さくする

細い明るい筋を入れて、白髪と周りの髪の明暗差を減らす方法です。いわゆる白髪ぼかしと呼ばれます。白髪そのものを染めるのではなく、白髪が周りの髪にまぎれて見えにくい状態にするという考え方です。

伸びてきた根元の境目がぼやけるため、白髪染めのようなくっきりしたラインが出にくいのが特徴です。

白髪ぼかしは美容室によって中身が違うことがあります。その違いと、白髪染め・おしゃれ染めとの関係は白髪ぼかし・白髪染め・おしゃれ染めの違いで整理しています。

ハイライトはブリーチを使って明るくすることが多い方法です。Ponoではブリーチを積極的におすすめするメニューとしては扱っておらず、髪の状態を見て、必要だと判断した場合にご提案しています。髪の負担が大きいと判断したときは、別の方法をおすすめすることもあります。

3. 白髪を活かす方向に寄せる

白髪を隠す前提を一度外して、白髪を明るい部分として活かす考え方です。全体の明るさを上げて、白髪との差そのものを縮めていきます。

ただし、明るくするほど髪の負担は増えやすく、パサつきが目立ちやすくなることもあります。今の髪の状態と相談しながら進める方法です。

補足|白髪染めとおしゃれ染めを使い分ける

ここまでは白髪染めを使わない方法でしたが、まったく使わないことだけが選択肢ではありません。2つを部分ごとに使い分ける方法もあります。

  • 白髪が目立つ部分だけ白髪染め/それ以外はおしゃれ染め
  • 根元の必要な部分だけ白髪染め/明るさを残したい部分はおしゃれ染め

使う範囲を必要な場所だけに絞れば、白髪染めの量は最小限で済みます。白髪染めを使わないこと自体を目的にしてしまうと、この選び方ができなくなります。

組み合わせたときの見え方については、白髪染めは暗くなる?明るく自然に染める方法でも触れています。

それでも白髪染めが向いているケースはある

白髪染めは、できれば使わない方がいいということですか?

Ponoスタッフ

いいえ。白髪染めが向いている場面もあります。使わないことが目的ではありません。

白髪染めは、白髪をしっかりカバーするために設計された薬剤です。次のような希望があるなら、白髪染めのほうが納得のいく仕上がりになりやすいです。

  • 白髪が見えている状態がどうしても気になる
  • 人前に出る機会が多く、きちんと揃った印象にしたい
  • 次の来店まで間隔があくので、その間も気にせず過ごしたい
  • 髪への負担を増やしたくないので、明るくする方向は選びたくない

白髪染めが古いわけでも、白髪ぼかしが新しくて正しいわけでもありません。どちらも目的が違う道具です。

選び方は白髪の量だけでは決まらない

「白髪が何割までならおしゃれ染め」という基準は持っていません。同じ白髪の量でも、合う方法は人によって変わります。

実際に見ているのは、量を含めた次の8つです。

  • 白髪の量
  • 白髪が生えている位置
  • 現在の髪の明るさ
  • 希望する明るさ・色味
  • どこまで白髪を隠したいか
  • 過去のカラー履歴
  • 髪のダメージ状態
  • 今後どんなカラーをしていきたいか

この中で、白髪染めを使うかどうかを大きく左右するのが「どこまで白髪を隠したいか」です。量が少なくてもしっかり隠したい方には白髪染めが合いますし、量が多くてもなじませる程度でよい方には、使わない方法が合うことがあります。

白髪の位置も同じくらい重要です。分け目や顔まわりに集中している方は、面積が小さくても視線が集まるため、目立ち方が変わってきます。

量ではなく、どう見せたいかで決まるんですね。

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白髪染めを使わない方法を選ぶときに知っておきたいこと

やってみてから「思っていたのと違った」とならないように、先にお伝えしていることが3つあります。

見え方は光の下で変わる

白髪に薄く色が入っている状態は、屋内では気にならなくても、屋外の明るい光の下では白髪が浮いて見えることがあります。仕上がりを確認するときは、窓際など明るい場所でも見ておくと安心です。

白髪が増えたときの見直しは早めに

なじませる方法は、白髪が増えてくると「染め残し」に見えやすくなります。無理に同じ方法を続けるより、早めに染め方を見直したほうがきれいに保てます。

見直しの進め方は、40代で白髪が増えてもカラーは楽しめるで整理しています。

あとから切り替えることはできる

「一度白髪染めを始めたら戻れない」と思われがちですが、切り替えはできます。ただし、すでに濃い色が入っている部分を明るくするには時間がかかることがあります。

だからこそ、今日の仕上がりだけでなく、これからどうしていきたいかを先に共有していただけると、切り替えやすい設計にしておけます。

Ponoでは白髪染めを使うかどうかから一緒に考えます

Ponoは髪質改善と縮毛矯正を主軸にしている美容室です。カラーも、今日染めることだけでなく、髪を長く良い状態で保ちながら色を楽しんでいただくことを前提に設計しています。

ですから、白髪染めをやめることが正解でも、使うことが正解でもないと考えています。

  • 必要なら白髪染めを使う
  • 必要がなければ使わない
  • 必要な部分にだけ使う

白髪染めを使いたくないというご相談も、そのままお伝えいただいて大丈夫です。そのうえで、今の髪とこれからの希望に合う方法を一緒に選んでいきます。

まとめ

  • 白髪染めを使わずに白髪をなじませることはできる
  • ただし、おしゃれ染めで白髪染めと同じカバー力は出せない
  • 使わない選択肢は、なじませる・明るさの差を小さくする・白髪を活かすの3つ。補足として、部分ごとに使い分ける方法もある
  • しっかりカバーしたい希望があるなら、白髪染めのほうが向いている
  • 選び方は白髪の量だけでなく、「どこまで隠したいか」を含めた8つで決まる

あなたに合う方法は、髪を見てみないと分かりません。今の髪の写真と、これまでのカラー履歴が分かれば、方向性はかなり絞り込めます。白髪染めを使いたくないという段階でも、そのままご相談いただけます。

施術内容や料金はメニュー詳細と料金のページからご覧いただけます。ご相談・ご予約はPono各店で承っていますので、下のボタンからお近くの店舗をお選びください。

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