白髪ぼかし・白髪染め・おしゃれ染めの違い|選び方を美容師が解説

白髪ぼかし・白髪染め・おしゃれ染めの違いを、薬剤の選択と見せ方・設計の考え方に分けて解説した図

白髪ぼかし、白髪染め、おしゃれ染め。結局どれが私に合うんでしょうか。

Ponoスタッフ

その3つ、実は同じ種類のものを並べているわけではないんです。

白髪のカラーを調べていると、この3つが並んで出てきます。どれかを選ばなければいけないように見えますが、比べる前に整理しておきたいことがあります。

白髪染めとおしゃれ染めは「どの薬剤を使うか」、白髪ぼかしは「どう見せるか」の話です。種類の違うものが同じ並びで語られているため、比べにくくなっています。

この記事では3つの関係を整理したうえで、何を基準に選べばよいのかをお伝えします。

この記事でわかること
  • 3つが同じ土俵の比較ではない理由
  • 「白髪ぼかし」は美容室によって中身が違うこと
  • 白髪ぼかしとブリーチの関係
  • それぞれが選択肢になりやすい場面
  • 続け方(メンテナンス)が方法によって変わること

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目次

3つは同じ土俵の比較ではない

最初にここを押さえると、あとの話が分かりやすくなります。

薬剤の選択と見せ方の設計という役割の違いを示した図
白髪染め・おしゃれ染めは薬剤の選択、白髪ぼかしは見せ方の設計です
スクロールできます
何を指す言葉かざっくり言うと
白髪染め薬剤の種類白髪をしっかり覆うために作られた薬剤
おしゃれ染め薬剤の種類明るさ・色味をつくることを優先した薬剤
白髪ぼかし見せ方・設計の考え方白髪を完全に隠す以外の見せ方。中身はおしゃれ染めなどを使う

つまり、白髪ぼかしは薬剤の名前ではありません。「白髪をどう見せるか」という方針で、その中身としておしゃれ染めなどを使います。

だから「白髪ぼかしか、おしゃれ染めか」という選び方にはなりません。白髪ぼかしの中におしゃれ染めが入っていることがあるからです。3つは横並びではなく、少し重なっています。

薬剤としての白髪染めとおしゃれ染めの違いや、後で出てくる「加減法」の中身は、白髪染めとおしゃれ染めの違いで詳しく解説しています。

「白髪ぼかし」は美容室によって中身が違う

SNSでよく見るので、決まったメニューだと思っていました。

Ponoスタッフ

同じ名前でも、やっていることが違う場合があります。

白髪ぼかしという言葉は、決まった薬剤名や施術名として定まっているわけではありません。ブリーチでハイライトを入れる方法を白髪ぼかしと呼ぶお店もあれば、ハイライトを入れない方法を白髪ぼかしと呼ぶお店もあります。

そのため、「白髪ぼかしをお願いします」だけでは、実際に何をするかは決まりません。気になるお店があれば、どんな方法で行うのかを確認しておくと安心です。

Ponoでは1つの方法に固定していない

Ponoでは白髪ぼかしを、「白髪を完全に隠す以外の見せ方・なじませ方」の総称として捉えています。ひとつの決まった施術ではなく、いくつかの方法を使い分けます。

  • おしゃれ染めでなじませる:いつものカラーを続けながら、白髪に薄く色を入れる
  • 加減法で調整する:明るさ・色味・配合を美容師側で調整し、白髪の出方に合わせる
  • 必要に応じてハイライトを使う:明るい筋を入れて、白髪との明暗差を小さくする

白髪ぼかし=ブリーチ、ではない

ここは誤解が多いところです。白髪ぼかしをするなら必ずブリーチが必要、ということはありません。ブリーチを使わない方法もあります。

Ponoでは、白髪ぼかしのためにブリーチを使うことはほとんどありません。おしゃれ染めや加減法で対応できる場面が多いためです。

一方で、ブリーチが必要ないと決めつけているわけでもありません。希望する仕上がりを実現するために必要だと判断した場合は、選択肢として使うことがあります。その場合は保護や前処理・後処理まで含めて設計し、髪の状態によっては別日をご提案することもあります。

ブリーチありきでもなく、なしと決まっているわけでもないんですね。

それぞれが選択肢になりやすい場面

「この条件ならこれ」と決まるものではありませんが、選択肢に挙がりやすい場面には傾向があります。

白髪ぼかしの考え方が選択肢になりやすいとき

  • 白髪染めへ移行するべきか悩んでいる
  • 白髪染めにマイナスイメージがあり、抵抗を感じている
  • いつも同じカラーで、何か変化をつけたいと思っている

白髪を隠しきる方向とは別の見せ方があると分かるだけで、選択肢が広がることがあります。ただし、これらに当てはまるから白髪ぼかしになる、というわけではありません。

白髪染めを使わない方向で考えたい方は、白髪染めを使わずに白髪は染められる?もあわせてご覧ください。

白髪染めが選択肢になりやすいとき

  • 白髪が見えている状態がどうしても気になる
  • 人前に出る機会が多く、きちんと揃った印象にしたい
  • 明るくする方向で髪への負担を増やしたくない

白髪染めは白髪を覆うために作られた薬剤です。しっかり隠したい希望があるなら、いちばん素直な方法です。

おしゃれ染めが選択肢になりやすいとき

  • 色味や明るさを優先したい
  • 白髪が少し見えることは受け入れられる
  • これまでのカラーの雰囲気を変えたくない

おしゃれ染めで白髪染めと同じカバー力は出せません。白髪には薄くしか色が入らず、明るい筋として残ります。「しっかり隠したい」という希望が強い場合は、期待とずれやすいところです。

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続け方も、方法によって変わる

意外と見落とされやすいのが、そのあとどう続けていくかです。ここが生活に合わないと、続けるのが負担になります。

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方法Ponoでの続け方の考え方
おしゃれ染め・加減法普段のカラー周期と同じで大丈夫。白髪ぼかしだからといって、特別に頻繁な来店が必要になるわけではない
ハイライトを使う場合毎回同じように入れ続ける前提ではない。伸び方を見ながら、必要なときに調整する

「白髪ぼかしは◯週間ごと」といった一律の周期は持っていません。どの方法を選ぶかで、通い方まで変わります。ここも含めて相談していただくのがおすすめです。周期そのものの考え方は、白髪染めは何週間おきがいい?でお伝えしています。

何を基準に選ぶか

「白髪が何割だからこれ」という決め方はしていません。同じ白髪の量でも、合う方法は人によって変わります。

選ぶときに見ているのは、量を含めた次の点です。

  • 白髪をどこまで隠したいか(ここがいちばん大きく分かれます)
  • 白髪が見えることをどこまで受け入れられるか
  • 明るさ・色味をどこまで楽しみたいか
  • 白髪の量と、生えている場所
  • これまでのカラー履歴と、今のダメージの状態
  • ブリーチを使うことをどう考えるか
  • 続け方が生活に合っているか
  • これからどんな髪色にしていきたいか

この中で最初に確認するのが「どこまで隠したいか」です。ここが決まると、白髪ぼかしの考え方が合うのか、白髪染めで揃えたほうが早いのかが見えてきます。

今後どうしていきたいかも判断に入ります。長い目で見たカラーの進め方は、白髪が増えてもカラーは楽しめる|染め方の変え方で解説しています。

実際には3択でもない

ここまで3つを並べてきましたが、どれか1つを選ばなければいけないわけでもありません。

白髪染めとおしゃれ染めを混ぜて1つの薬剤にする、場所ごとに使い分ける、といった設計もあります。「全部を同じ方法で染める」という前提を外すと、選び方はもっと自由になります。

3つから1つを選ぶ、という話ではなかったんですね。

Ponoでは、希望する仕上がりから逆算します

Ponoは髪質改善と縮毛矯正を主軸にしている美容室です。カラーも、髪を長く良い状態で保ちながら色を楽しんでいただくことを前提に設計しています。

白髪ぼかしを最初から推しているわけではありません。白髪ぼかしも、白髪染めも、おしゃれ染めも、それぞれ向いている場面がある選択肢のひとつだと考えています。

  • 必要なら白髪染めを使う
  • 必要がなければ使わない
  • 必要な部分にだけ使う

先に方法を決めるのではなく、どんな仕上がりを希望するかを聞いてから、そこへ届く方法を選びます。順番が逆にならないようにしています。

まとめ

  • 白髪染め・おしゃれ染めは「薬剤の選択」、白髪ぼかしは「見せ方の考え方」で、同じ土俵の比較ではない
  • 白髪ぼかしは美容室によって中身が違う。言葉だけでは施術内容は決まらない
  • 白髪ぼかし=必ずブリーチではない。使わない方法もあるが、必要な場合は選択肢になる
  • 3つに優劣はなく、それぞれ選択肢になりやすい場面がある
  • 選ぶ基準は白髪の量ではなく、「どこまで隠したいか」を含めた複数の要素
  • 続け方も方法によって変わるので、通い方まで含めて考える

あなたに合う方法は、髪を見てみないと分かりません。「白髪ぼかしが気になっている」という入り口でも大丈夫です。そこから、希望する仕上がりに合う方法を一緒に選んでいきます。

施術内容や料金はメニュー詳細と料金のページからご覧いただけます。ご相談・ご予約はPono各店で承っていますので、下のボタンからお近くの店舗をお選びください。

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